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4845 スカラ

東証P
712円
前日比
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.71 5.27 24.41
時価総額 126億円
決算発表予定日

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スカラ Research Memo(6):2023年6月期は人材・教育事業やEC事業の好調で増収増益に


■業績動向

1. 2023年6月期の業績概要
スカラ<4845>の2023年6月期の連結業績(継続事業ベース)は、売上収益で前期比32.1%増の12,644百万円、営業利益で259百万円(前期は191百万円の損失)、税引前利益で233百万円(同210百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期損失で218百万円(同523百万円の損失)となった。

売上収益は2022年6月期第4四半期に子会社化したエッグ及び日本ペット少額短期保険の売上が通年で寄与したことに加え、人材・教育事業やEC事業が好調に推移したことが増収要因となった。利益面では、新規共創案件のコスト負担増や保険事業における一時的な責任準備金の積み立て等のマイナス要因があったものの、人材・教育事業やEC事業の増益に加えて、投資・インキュベーション事業の損失額が縮小したことにより2期ぶりに黒字転換した。なお、グループ会社の本社移転や投資有価証券評価損など一時的な費用を除いたNon-GAAP指標に基づく営業利益についても、同429.3%増の256百万円となっている。

2023年5月に修正発表した計画値(売上収益13,000百万円、営業利益300百万円、税引前利益280百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益200百万円)から売上収益、各利益ともに未達となったが、主な要因はコネクトエージェンシー及びジェイ・フェニックス・リサーチの株式売却の実施または売却を決定したことにより、両社の事業を非継続事業として分類したことによるもので、売上収益、営業利益、税引前利益から両社の実績値を控除した。また、非継続事業としてのれんの減損損失365百万円を計上したため、親会社の所有者に帰属する当期損失を計上することとなった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YI》

 提供:フィスコ

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