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4650 SDエンターテイメント

東証S
285円
前日比
-4
-1.38%
PTS
308.1円
23:15 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.8 1.88
時価総額 25.6億円
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SDエンター Research Memo(8):17/3期通期は大幅増収増益の見通し


■業績見通し

2017年3月期通期についてSDエンターテイメント<4650>は、売上高8,890百万円(前期比8.4%増)営業利益340百万円(同156.9%増)、経常利益210百万円(前期は経常損失34百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(前期は当期損失94百万円)と大幅増収増益を予想している。これらの数値は期初予想から変更はない。

通期予想の達成のためには、今下期の営業利益は289百万円(前年同期比445.8%増)が必要となる。この水準は極めて高いように思えるが、決して無理な数字ではないと弊社では考えている。北海道を拠点とする同社にとって下期は需要期に当たるが、前年度下期は、ゲーム店舗改装に伴う休業損や新ダイエットプログラム開発中止に伴う費用増、ネットキャッチャー事業の開業費用など、一時的な費用増加で営業利益以下が大きく圧縮された。今下期はそうした要因はまったく想定されていない。むしろ、今期は第1四半期においてコンサル費用や賃料削減の成功報酬などの費用を計上して、将来につながる先行投資を行った。今下期はそうした投資回収の時期となり、これによって利益のベースが上がると期待される。今下期はトップラインが計画どおりに推移すれば利益も自ずと付いてくると弊社ではみている。

事業部門別の見通しは以下のとおりだ。

フィットネス事業ではSLITは全店の導入後、堅調に推移しているもようだ。見学入会率や初期定着率などのKPIや物販も着実に上昇してきている。懸案だった三重県・津藤方店の移転問題は、最終的に2ヶ月間の休業の影響はあるものの、影響を最小限に抑え込んで計画線での着地が可能と見込まれる。

GAME事業では、第1四半期における「艦これ」のヒットに続き、今下期はプライズゲームの新型機(「UFO9」)による増収効果が期待される。試験導入の結果は旧型機に比べて売上高が70%増と極めて良好であった。現状は同社全体で100台を調達予定だが、状況に応じて追加導入も検討している。

ボウリング事業は、第2四半期に台風被害の影響で売上を落としたが、第3・第4四半期が需要期となる。第3四半期のスタートでは、法人需要の取り込みにおいて近隣競合店舗との競争激化で価格面や予約数確保で苦戦した模様だ。今下期において警戒すべきはボウリング事業だというのが弊社の見方だが、今後の巻き返しを見守りたい。

その他事業では、従来からのカフェ事業では第2四半期にハイスペックパソコンの導入やひとりカラオケ施設の導入などの投資を行い、下期はその回収期となる。子会社による介護事業は既に黒字化しているほか、支援型事業(放課後デイサービス、保育園)が今期中に収益化してくる見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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