カルナバイオサイエンス---2Qは2ケタ増収、創薬支援事業が欧州、アジア地域で大きく拡大
カルナバイオサイエンス<4572>は6日、2018年12月期第2四半期(18年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比22.1%増の3.99億円、営業損失が4.36億円(前年同期は2.91億円の損失)、経常損失が4.43億円(同2.97億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.89億円(同3.16億円の損失)となった。
創薬事業の売上高は0.50億円(前年同期は売上の計上なし)、営業損失は5.15億円(同3.62億円の損失)となった。大日本住友製薬<4506>との共同研究ならびに開発および事業化に関する契約を締結し一時金を獲得するとともに、前臨床研究段階にある創薬プログラムを中心に研究開発に積極的に先行投資をおこなった。
創薬支援事業の売上高は前年同期比6.8%増の3.49億円、営業利益は同12.1%増の0.78億円となった。キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービス及びセルベース・アッセイサービスを提供した。売上高の内訳は、国内売上は同15.3%減の1.54億円、北米地域は同5.5%増の1.05億円、欧州地域は同81.5%増の0.56億円、その他地域は同145.8%増の0.32億円となった。
2018年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比81.1%増の11.90億円、営業損失が6.79億円、経常損失が6.94億円、親会社株主に帰属する当期純損失が7.58億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ