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4492 ゼネテック

東証S
969円
前日比
-9
-0.92%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
50.2 5.53 1.01
時価総額 113億円
決算発表予定日

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ゼネテック---3Qも2ケタ増収・各利益は黒字化、各セグメントが売上高・利益ともに好調を維持


ゼネテック<4492>は14日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比26.6%増の49.33億円、営業利益は3.01億円(前年同期は1.98億円の損失)、経常利益は3.08億円(同2.04億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.98億円(同1.81億円の損失)となった。

システムソリューション事業の売上高は前年同期比23.0%増の31.92億円、セグメント利益は同41.4%増の6.54億円となった。主力の組込みシステム開発においては、需要旺盛なデジタル家電向け開発に加え、車載分野を中心に高付加価値領域に注力したことで、売上が伸長した。また、製造委託先の生産キャパオーバーに起因して、上期に発生したハードウェア開発のバックオーダーは年度末に向けて順調に解消している。一方、収益力の向上を図るため、派遣・準委任取引にかかわる人月単価の適正化、請負取引については見積り精度の向上および工数管理の徹底等の施策を引き続き実施しており、その効果もあってセグメント利益率は前年同期比で2.7%向上した。

エンジニアリングソリューション事業の売上高は同41.2%増の14.13億円、セグメント利益は同31.6%増の1.92億円となった。主力商材である3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」においては、ストック売上であるメンテナンス・サポート売上が順調に増加した。3次元シミュレーションソフトウェア「FlexSim」は、サブスクリプションモデルを含むライセンス販売が順調に拡大するとともに、シミュレーションモデルの作成受託も堅調で、売上高は前年同期比で大幅に増加した。次の成長の柱として期待しているPLM事業については、PTCジャパン社とのさらなる連携強化を図っている。

GPS事業の売上高は同11.5%増の3.42億円、セグメント利益は同36.9%増の0.72億円となった。「ココダヨ」サービス全体の累計インストール数は126万件と堅調に推移しており、インストール数の増加に合わせストア経由の売上が増加している。当第3四半期累計期間においては、NTTドコモが提供するスマートフォンアプリ使い放題サービス「スゴ得コンテンツ」向けサービスにおいて、売上単価が増加したことから、「ココダヨ」の売上も増加した。また、8月に開始したdポイントキャンペーンがユーザーの拡大に貢献した。新たな収益の確立に向けた新サービスの開発にも引き続き取り組んでいる。

2024年3月期通期については、売上高が前期比17.7%増の69.00億円、営業利益が同306.1%増の4.30億円、経常利益が同276.2%増の4.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同826.0%増の2.20億円とする11月9日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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