ダイセルは反発、第３四半期２５．２％営業増益を好感

　ダイセル<4202>は反発、一時前日比１１２円高の１７８５円まで買われている。

　同社は３日の取引終了後、１６年３月期第３四半期累計（２０１５年４月～１２月）の連結決算を発表。売上高は３４２１億４２００万円（前年同期比２．７％増）、営業利益は４９３億８８００万円（同２５．２％増）、純利益は３３８億７１００万円（同３０．２％増）と大幅な増益を達成、これを好感する動き。自動車エアバッグ用インフレータ（ガス発生器）などの自動車安全部品が拡大、発射薬、ミサイル構成部品、航空機搭乗員緊急脱出装置関連製品などの特機事業も一部製品の防衛省による調達数量増加が寄与している。

　通期業績は売上高４５９０億円（前期比３．４％増）、営業利益６１０億円（同１８．９％増）、純利益３９０億円（同２４．８％増）と従来見通しを据え置いた。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）