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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4028 石原産業

東証P
1,862円
前日比
0
0.00%
PTS
1,863.8円
10:22 05/10
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.9 0.70 3.22 26.10
時価総額 752億円
比較される銘柄
堺化学, 
テイカ, 
三菱ケミG
決算発表予定日

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<動意株・6日>(大引け)=Fスターズ、ロードスターなど

 フィックスターズ<3687>=新値街道を走る。同社の株価は実質6月相場入りとなった5月30日を境に急速に上放れ、前週末3日は上ヒゲをつける形とはなったがザラ場912円まで上値を伸ばし、4月14日の高値905円を払拭して年初来高値に買われていた。きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し上値追い態勢を継続している。政府は前週2日に首相官邸で「総合科学技術・イノベーション会議」を開いたが、その際に岸田首相が量子技術の社会実装を加速すべく、官民協力しての重点投資促進に言及、これが量子コンピューター関連株の刺激材料となっている。同社は量子コンピューター分野で国内では先駆しており、昨年来、野村総合研究所<4307>や豊田通商<8015>、NTTデータ<9613>などとパートナー契約を結ぶなど提携戦略も活発化させている。

 ロードスターキャピタル<3482>=大幅高で1500円台回復。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも接近しており、目先上値を見込んだ買いが活発化している。不動産流動化ビジネスを展開するが、都内の中規模ビルディングを対象としており、円安進行で海外投資資金が誘引されるなか、都心の地価上昇思惑が同社株の刺激材料となっている。また、足もと不動産投資は旺盛な個人投資家の投資意欲を背景に好調で、同社の22年12月期第1四半期(22年1~3月)営業利益は前年同期比28%増の12億7300万円と大幅な伸びを確保した。クラウドファンディングも手掛け、不動産投資分野における専門性とIT技術の融合を経営戦略の主眼に置いている。

 石原産業<4028>=上値追い加速。酸化チタンのトップメーカーで、自動車向けや高速通信規格の5G関連などで急増する需要を捉えている。また、ここ最近はウクライナ有事に絡みチタン需要が逼迫する状況にある。同社では、5月末に酸化チタンの値上げを発表、日本を除くアジア・太平洋地域を対象に7月から1トン当たり300ドル引き上げる方針で、これによる収益採算の向上を期待した買いを誘導している。きょうは、ハイグレードのスポンジチタンを製造する東邦チタニウム<5727>や大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども大きく株価水準を切り上げている。

 三社電機製作所<6882>=6連騰と異彩の上昇波動形成。きょうは、今年1月初旬以来5カ月ぶりとなる1000円大台を回復した。半導体モジュールや電源デバイスを主力とするメーカーで、半導体はパワー系に特化し高い実績を有するほか、表面処理用電源では国内トップの商品競争力を誇る。パワー半導体は、SiC(シリコンカーバイド)製デバイスの開発で先駆する。22年3月期営業利益は前の期比3倍強となる13億1600万円と急拡大、続く23年3月期も前期比22%増の16億円と高成長が続く見通しにある。前期の年間配当は前の期実績から10円の増配となる25円を実施するなど株主還元にも余念がない。

 アインホールディングス<9627>=急動意。調剤薬局のトップで業績は絶好調に推移している。前週末3日取引終了後に発表した23年4月期の業績は営業利益が前期比32%増の200億円予想と大幅な伸びが続く見通しにあり、これを材料視する買いを呼び込んでいる。新型コロナウイルスの影響から完全に立ち直る形で、営業利益は5期ぶりの過去最高更新となる見込みだ。また、好業績を背景に今期の年間配当を前期実績から5円増配の60円とすることも発表しており、これも物色人気を助長している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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