アイビーシー Research Memo(14):2016年9月期の配当予想は未確定、総合的に勘案しながら配当を検討
■株主還元策
なお2015年12月1日付で株式4分割を実施した。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。
利益配分に関する基本方針としては「株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と認識しており、事業の成長や資本効率の改善などによる中長期的な株式価値の向上とともに、今後の業績の推移や財務状況などを考慮した上で、将来の事業展開のための内部留保などを総合的に勘案しながら配当を検討していく方針」としている。
そして現在は成長過程にあると認識し、事業上獲得した資金については事業拡大のための新規投資に充当するため、2015年9月期は無配とした。アイビーシー<3920>の2016年9月期の配当予想については、現時点では未確定としているが、2016年9月期増収増益予想で会社予想に増額余地もあるだけに、株主還元策実施の可能性もあるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》
提供:フィスコ