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3843 フリービット

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FB Research Memo(1):2024年4月期第1四半期は大幅な増収増益を達成


■業績動向

1. 2024年4月期第1四半期業績
フリービット<3843>は、連結子会社で集合住宅向けインターネットサービスを主力とする(株)ギガプライズ(GP)及びその子会社(GPG)が決算日を3月31日から4月30日に変更したことに伴い、2023年4月1日から2023年7月31日の4ヶ月を連結決算に取り込み、2024年4月期第1四半期は4ヶ月の変則決算としている。この影響額を除いた実質ベースにおける2024年4月期第1四半期の連結業績は、売上高で前年同期比10.5%増の12,308百万円、営業利益で同46.5%増の1,266百万円、経常利益で同58.8%増の1,228百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同131.0%増の706百万円となり、売上高・各利益ともに大きく伸びた。

そして、GPGの4ヶ月の変則決算を勘案すると売上高で前年同期比26.0%増の14,040百万円、営業利益で同92.5%増の1,664百万円、経常利益で同110.0%増の1,623百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同182.5%増の863百万円と、さらに大幅な増収増益となった。

なお、同社は変則決算を理由に、決算短信に前年同期比増減率を記載していない。

第1四半期の日本経済は、海外景気の減速や物価高の影響で成長ペースが一時的に鈍化すると懸念されたが、国内のIT市場に関しては堅調な成長を続けた。なかでも5Gやweb3に関しては、同社事業領域すべてに大きな影響を与える可能性が高いと同社は考えている。このため、2024年4月期を急速な技術革新などの変化に対応することを目的に「Transformation Term」と位置付け、事業戦略や組織戦略、人事戦略などの再点検を実施するとともに、グループの経営資源を有効活用するため戦略投資を実行している。その結果、売上高は5G生活様式支援事業ではGPGの集合住宅向けインターネットサービスがけん引し、企業・クリエイター5G DX支援事業、5Gインフラ支援事業も堅調に推移した。また利益面でも3事業すべてが伸長し、8割程度が継続課金のため固定費が肥大化しにくいビジネスであること、「トーンモバイル」のマーケティングコストが一巡し戦略投資の伸びが落ち着いてきたことにより、販管費の増加は低位に留まった。なお、GPGの4月度業績が相対的に大きくなったのは、集合住宅の竣工が一時的に重なったことが要因である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SI》

 提供:フィスコ

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