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2016年07月06日16時01分

テクマトリックス Research Memo(7):医療クラウドサービス「NOBORI‐PAL」の発売


■中期経営計画「TMX3.0」の進捗

(2)パートナーとのアライアンス強化

テクマトリックス<3762>の“目利き力”を最も活かせるオペレーション戦略と言える。なかでも注目すべきは、医療クラウドサービス「NOBORI‐PAL」の提供開始である。リリースは2016年4月であるが、同社のビジネスモデルを象徴するサービスであるため、説明しておく。「NOBORI‐PAL」は、同社の医療分野における主力製品である医療情報クラウドサービス「NOBORI」をプラットフォームとして位置付け、これに様々なアプリケーションを追加できるサービスである。リリースの時点では、アドバンスト・メディアの医療向け音声入力サービス「AmiVoice CLxR」、フランスのIntrasense SA社の3D医療用画像解析ワークステーション「myriamR」のほか、検査予約サービス「TONARI(となり)」と緊急時外部画像参照サービス「TSUNAGU(つなぐ)」の2つの自社開発サービスがラインアップされている。顧客はこれらの中から自由にサービスを利用でき、NOBORIのセキュアなインフラを活用することで、顧客が利用する医療クラウド機能が充実する。今後も、「PAL(パル=仲間)」パートナーを増やし、2019年3月期までに20のサービスを揃え、総合的な医療クラウドサービスに育成していく。2017年3月期中に80施設の導入を目指す。

(3)直販力強化と官公庁需要の深堀

既に説明したように“目利き力”を活かし、国内の有力ベンダーや、特定の地域で強みを持つシステムインテグレーターと組み、官公庁の需要を発掘、それを進めながら、自社で営業ノウハウを蓄積し、2016年3月期には大型案件を直接受注している。

(4)ダイバーシティの推進による戦力強化

多様な人材を活用し(ダイバーシティ)、事業推進力の強化を図るオペレーション戦略も、商社発祥ならではの多様な人材活用ノウハウを活かす戦略と言える。2016年3月期からスタートした「次の30年プロジェクト」も社員の発意を促し、これらをもとに次の30年後の同社の姿を具体的な形で現そうするものである。事業部・性別・職種・世代を超えて社員から具体的な提言を集めており、ダイバーシティの推進による戦力強化の一環と言える。

(5)企業集団としてのブランド力の強化

同社の持つ“マーケティング力”を活かし、同社は事業領域を絞り込むことで確実な収益を挙げている。代表的なものは、医療クラウド分野であり、同分野では圧倒的なシェアを持つ。これが「医療クラウドならば、テクマトリックス」という企業ブランドにつながる可能性がある。また、「次の30年プロジェクト」の一環として社内にブランディングチームを設置し、本社近くの都営地下鉄線「泉岳寺駅」構内にイメージ広告を張り出す試みも実施している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《TN》

 提供:フィスコ

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