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3694 オプティム

東証P
898円
前日比
+9
+1.01%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
44.7 7.30 3.02
時価総額 495億円
決算発表予定日

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オプティム Research Memo(6):2020年3月期は「投資」と「売上計上」のフェーズ


■今後の見通し
2019年3月期通期の業績予想は、売上高で前期比20.2%増の5,060百万円と大幅増収を予想。各利益に関しては、予想に幅を設け、営業利益で1~1,000百万円、経常利益で1~1,000百万円、当期純利益で0.62~620百万円を予想する。いずれも期初の予想を据え置いている。

売上高に関しては、期初予想は前期比20.2%増だが、上期を前年同期比30.8%で折り返したため、上振れの公算が高い。ストック型ライセンス収入が中心の売上構造であること、EMM市場及びMDM市場の成長性は衰えていないことなどから堅調な成長が見込まれる上に、下期はフロー型のカスタマイズ案件が検収時期を迎え売上高がオンされる予想だ。売上高の第2四半期進捗率は46.3%(前年同期は44.8%)であり、今期も下期偏重を予想する。

オプティム<3694>の利益予想には幅があるが、十分にコントロールされている。同社は第4次産業革命の中心的企業になるべく、AI・IoT・Robot分野に積極的な投資を行うという基本方針を持つ。取り巻く外部環境は参入や競争が激化しており、先行者として技術的なリードを保ち、いち早く事業化を達成するためには思い切った先行投資が必要となる。通期の経常利益がマイナスにならない範囲内で、思い切った開発投資を行ったケースが予想の下限(営業利益1百万円)。一方で上限(営業利益1,000百万円)は、同社の巡航速度における収益であり、2017年3月期以前にはこの水準の利益率(約20%)だった。上期の経常損失が427百万円となったが、開発工数の半数以上は契約スタッフや業務委託であり、コントロールが可能である。2019年3月期の方針は「投資」であり、利益水準は低いほうが順調(戦略を遂行できている)と考えたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

 提供:フィスコ

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