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3661 エムアップ

東証P
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時価総額 381億円
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エムアップホールディングス---22年3月期は2ケタ増収増益、コンテンツ事業が堅調に推移


エムアップホールディングス<3661>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.1%増の135.74億円、営業利益が同51.6%増の16.79億円、経常利益が同47.0%増の17.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.2%増の9.76億円となった。

コンテンツ事業の売上高は前期比4.8%増の113.94億円、セグメント利益は同5.6%増の19.11億円となった。ファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は同5.6%増の103.95億円となった。新型コロナウイルス感染症によるライブやコンサートの開催自粛の影響から減少傾向が見られていたファンクラブ/ファンサイトの会員数について、ライブ、コンサートが徐々に再開されるに伴い会員数は上昇に転じ、加えて新規ファンクラブ/ファンサイトの開設と新規会員の獲得が順調に進んだ。また動画視聴専用アプリ「FanStream」や、VRでのライブ生配信や様々なVR映像コンテンツを提供する「VR MODE」を通じたライブ配信も継続し、ファンクラブ/ファンサイトのポータルメディア「Fanpla」や、ファンクラブのプラットフォーム「Fanpla Kit」の普及、利用拡大にも取り組んだ。加えて、オンラインサロン「Fanpla Rooms」、ファンクラブ向けのオンラインくじ「Fanpla Chance」の新規サービスの提供を開始した。EC事業の売上高は同2.6%減の9.99億円となった。上期においては、新型コロナウイルス感染症の影響により中止や延期となったコンサートグッズのEC販売という特需が剥落し、商品の取り扱いも減少したが、ライブやコンサートの再開に伴い、下期には商品の取り扱いが増加した。加えて、コロナ禍以後の新たなコンサートグッズの販売方法として、コンサート会場での電子決済や事前販売・会場受取サービスの需要の高まりも見られた。

電子チケット事業の売上高は前期比54.1%増の21.10億円、セグメント利益は3.01億円(前期は1.40億円の損失)となった。徐々に有観客でのライブ、イベントが増加する中で、電子チケットの強みを活かしマーケットシェアを拡大させ、電子チケット取扱枚数、トレード成立枚数ともに過去最高を達成した。また、ライブと連動する施策として展開する、アーティストのサイン入りのグッズなどの商品を提供するオンラインくじ「くじプラ」についても、案件数を大幅に増加させるとともに、キャッシュレス決済への対応などにより順調に販売を拡大させ、チケットとの連動によりチケット1枚あたりの顧客単価を上昇させた。電子チケット周辺領域のサービスとしては、プロ野球等のカードコレクションアプリにおいて、新たに1球団のサービスの提供を開始し、球団間でのコラボの実施などにより利用者を増加させ、販売も堅調に推移した。

その他事業の売上高は前期比18.8%減の0.69億円、セグメント損失0.9百万円(前期は2.2百万円の利益)となった。将来の収益獲得に向けた事業育成を行うとともに、アニメ作品の公式オンラインストアの運営、受託などを行った。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比10.5%増の150.00億円、営業利益は同31.0%増の22.00億円、経常利益は同28.1%増の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同38.3%増の13.50億円を見込んでいる。

《SI》

 提供:フィスコ

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