貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3653 モルフォ

東証G
1,719円
前日比
-51
-2.88%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
63.4 2.89 18.93
時価総額 93.1億円
比較される銘柄
アイエスビー, 
オプティム, 
DMP

銘柄ニュース

戻る
 

今週の「妙味株」一本釣り! ─ モルフォ


●モルフォ <3653>  【目標株価】6500円(22日終値4735円)

「中期トレンド下げ止まりで今期業績見通しを再評価へ」

 モルフォ <3653> [東証M]は画像処理ソフトなどを開発している企業。中期的なトレンドを示す75日移動平均線がようやく下げ止まってきたことで、改めて今期の増収増益見通しを評価したい。

 同社が今月9日に発表した17年10月期通期の連結業績予想は、売上高が25億円(前期比16.6%増)、営業利益が9億5000万円(同15.2%増)とともに2ケタ増となる見通し。主力のカメラデバイス事業では、スマートフォン市場でのさらなるシェア拡大を目指すほか、車載カメラ向けなどスマホ以外の事業開拓に注力する。また同日には、デンソー<6902>と共同で研究開発を進めてきたディープ・ニューラル・ネットワーク(人工知能の1分野)による画像認識技術のアルゴリズムが、高度運転支援および自動運転技術の実現に向けた次世代の画像認識システムに応用されることになったと発表。両社は15年12月に資本・業務提携しており、今後もモルフォの技術レベルの高さを生かした共同事業の推進が期待される。

 株価は11月9日につけた年初来安値3730円を底に切り返し、12月12日には一時5650円まで値を戻した。その後はZMP <7316> の上場延期が自動運転関連株の逆風となり同社株も影響を受けたが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現するなど投資妙味が浮上している。

●放電精密 <6469>  【目標株価】1500円(22日終値1210円)

「航空機部品と自動車用金型の需要増に期待」

 放電精密加工研究所 <6469> [JQ]の1200円近辺は拾い場といえる。金属放電加工の専業メーカーで国内首位。自動車業界向けでは、世界的な排ガス規制強化を背景に排ガス浄化装置用金型の需要高水準で生産能力を増強して対応、収益機会が膨らんでいる。アルミ押出用金型でも自動車向けにユーザーを開拓中だ。

 また、航空機業界向けエンジン部品への参入も業容拡大効果をもたらしている。航空機業界は米ボーイングを筆頭に増産指向でエンジン部品などの需要も喚起されており、同社では同分野の新規アイテムの売り上げが軌道に乗りつつある。

 17年2月期は営業利益段階で前期比3.2倍の4億1400万円を見込む。株価は中小型株特有の値運びの軽さが武器で、13週移動平均線をサポートラインとする強力な下値切り上げ波動を形成、年初来高値更新から一段の上値追いが有望だ。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均