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プロスペクト Research Memo(5):2019年3月期通期の業績は黒字化する可能性が高い


■今後の見通し

1. 2019年3月期の業績見通し:会社予想はなし
プロスペクト<3528>は金融関連事業(アセットマネジメント)を行っていること、マンション事業の引渡し(売上計上)の時期や土地建物の販売見通しが不確定であること等から、通期の業績予想を発表していない。しかしながら、分譲用マンションや新規の太陽光発電所の建設が進んでおり、業績が大きく悪化する懸念はないだろう。既述のように同社の事業は幅広く分散されており、その内容も短期で収益を計上できるものがある一方で、回収までに時間のかかる事業もある。さらにそれらの回収が必ずしも売上高として計上されるわけではなく、営業外収益であったり特別利益として計上される場合もあるので、決算結果については、営業損益や経常損益だけでなく、特別損益も含めた総合的な利益やキャッシュ・フローで評価すべきだろう。

2. 新事業の展開:バイオマス事業へ進出
同社では次の再生可能エネルギー事業として、日本国内におけるソーラー事業に続き、ロシアにおいてバイオマス燃料(ペレット)製造事業へ進出していることを公表している。ロシアのRFPグループと合弁会社を立ち上げ、RFPグループが所有する木材製材工場から排出されるおが屑等を原料として、同工場の隣接地にペレット製造工場を建設して、そのペレットを日本のバイオマス発電所の燃料として輸出しようというものである。顧客は主としてFITを利用するバイオマス発電所を想定している。

この工場建設1ヶ所当たり25~30億円程度の投資額を見込んでおり、今後数ヶ所ロシア国内に工場を建設することを目標としている。工場の建設が進捗するにつれて事業計画を発表するとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

 提供:フィスコ

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