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3416 ピクスタ

東証G
852円
前日比
-14
-1.62%
PTS
870.1円
14:03 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.1 1.73
時価総額 19.6億円
比較される銘柄
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白鳩, 
パレモ・HD
決算発表予定日

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ピクスタ Research Memo(9):韓国版『PIXTA』を2017年7月にローンチ


■中長期の成長戦略と進捗状況

3. 海外展開の進捗状況
ピクスタ<3416>の海外展開は2017年3月に韓国のTopic Images Inc.を子会社化したことで大きく進展した。Topic Images Inc.はその後、2017年7月に韓国版『PIXTA』をリリースした。

韓国版『PIXTA』については、前述の成長の方程式の3つの要素それぞれについて、取り組みの最中にある。コンテンツについては日本の『PIXTA』同様、韓国のローカルコンテンツの充実度が重要なポイントとなる。着実に増えてはいるが、まだ不十分というのが実際の状況とみられる。

トラフィックについては、検索でのSEO対策が最も重要な施策となる。この点では、韓国国内でデフォルトとなっている検索エンジンが日本におけるそれとは異なっているため、SEO対策に多少手間取っている模様だ。UI・UXについても、サイトの改善を逐次進めている状況だ。

2018年12月期はコンテンツ、UI・UX、トラフィックの3領域それぞれにおいて進捗が期待され、またWebマーケティングの強化と合わせて、飛躍的な成長を目指す方針だ。

絶対的な規模は韓国に比べて小さいものの、台湾市場は順調に進捗している模様だ。2017年12月期は売上高が前期比86%増と大きく伸長した。台湾は既に事業の基盤が確立できているため、広告宣伝費というアクセルをいつ、どの程度踏むか、という経営判断の領域に差し掛かっているとみられる。

タイは市場規模が3ヶ国の中で最も小さい一方、将来の潜在的な市場規模は一定程度見込めるため、サイトやサービスのあり方、マーケティング戦略、コンテンツの充実などについてPDCAサイクルを回しながら進めている状況とみられる。投資の規模が小さいため、同社全体の収益への影響は限定的とみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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