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3393 スタティアH

東証P
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時価総額 147億円
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スターティア Research Memo(5):17/3期通期は増収、特別利益の経常で最終増益の見通し


■業績見通し

2017年3月期通期についてスターティア<3393>は、売上高10,639百万円(前期比4.6%増)、営業利益418百万円(同17.0%減)、経常利益418百万円(同23.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益338百万円(同33.6%増)を予想している。

前述のように通期予想は第2四半期決算に際して見直され、売上高が若干引き下げられたが営業利益と経常利益は期初予想が維持された。親会社株主に帰属する当期純利益は第2四半期に特別利益が計上されたことを反映して引き上げられた。

事業部門別動向で述べたように、デジタルマーケティング関連事業、ITインフラ関連事業ともに、第2四半期に入って計画線上に戻ってきている。デジタルマーケティング関連事業ではWeb制作の受注好調が現在まで続いており、売上計上が予定どおり今期中にすべて完了すれば、第1四半期の遅れをカバーできる水準だ。しかしこの点については、製作時間という物理的な要因に関わる部分でもあり、一部の2018年3月期へのずれ込みの可能性も考慮しておくべきであろう。

ITインフラ関連事業は、第2四半期決算は計画どおりでの推移となった。第3四半期は新規契約・新規顧客の獲得に焦点が移ると弊社ではみている。ストック収入はフロー収入の獲得からスタートするタイプのものもあり、2018年3月期以降の順調なストック収入の増大に向けて今下期のフロー収入の進捗は重要なポイントだ。またストック型商材の新規契約・新規顧客の積み上げも不可欠だ。今期に行った商材専任制から顧客専任制への営業体制変更が想定どおり機能してくれば、所期の目標を達成することは十分可能であろう。

利益面では、第1四半期にあったような組織改編に伴う一時的な費用がなくなるため、売上高が確保されれば増収効果によって営業利益も計画どおり出てくるものと弊社ではみている。同社は、本来的に業績の季節性が強く、特に利益は第1四半期が最も弱く、第4四半期が最も強く出る傾向がある。今第1四半期は一時的費用で大きく水面下に沈んだが、第2四半期単独期間は計画どおり水面上に顔を出した。第3四半期からは通常の水準に戻る計画となっているが、第2四半期までの実績を踏まえて考えれば、第3四半期以降も計画を着実に達成していく可能性は高いと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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