貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3179 シュッピン

東証P
1,151円
前日比
-4
-0.35%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.7 3.23 2.87 6.59
時価総額 267億円
比較される銘柄
BEENOS, 
あさひ, 
ワットマン
決算発表予定日

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<動意株・18日>(大引け)=明治海運、セキュア、BASEなど

 明治海運<9115>=急伸。マドを開けて買われ、一時5.7%高の799円まで上値を伸ばす場面があった。テクニカル的にも820円近辺を横に走る75日移動平均線に急速にキャッチアップする動きで、5日・25日移動平均線もゴールデンクロスを目前としている。ここバリュー株シフトの流れに乗って大手海運株が再び上値指向にあるが、同社株もこれに追随し出遅れ修正の緒に就いている。一方、岸田政権では6月から外国人の入国規制を緩和する方針にあるが、そうしたなか、徐々にではあるがホテルやレジャー産業にもインバウンド需要の復活が期待される状況となっている。同社は北海道から沖縄までホテルやレストランなどを幅広く展開しており、市場では今後政策メリットを享受する企業として見直し余地が意識されている。

 セキュア<4264>=ストップ高。17日の取引終了後、ブロードバンドタワー<3776>と共同でデータセンター向けセキュリティーソリューションを開発・展開することで合意したと発表しており、これが材料視されているようだ。データセンターに特化したAI(人工知能)顔認証システムや監視カメラシステムなどを提供していくという。両社は今後、BBタワーが運用するデータセンター内で更なる研究開発を行い、新たなセキュリティーソリューションの企画・提案も目指す方針だ。

 BASE<4477>=大幅続伸。17日の取引終了後、運営するネットショップ作成サービス「BASE」を利用するネットショップ向けに、商品データをもとにショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」に広告掲載できる拡張機能「TikTok商品連携・広告App」の提供を開始したと発表したことが材料視されている。通常、TikTokへ広告を掲載するには自身でTikTok広告アカウントの設定や商品情報の登録を行う必要があるが、「TikTok商品連携・広告App」を利用し、自身のネットショップや販売している商品をTikTokクリエイティブツールと連携することで、自社の商品画像をもとにした動画広告を自動で作成し、TikTok上で掲載することができるようになるという。

 シュッピン<3179>=新波動入り。一時94円高の1416円まで買われ、今月13日につけた戻り高値1375円を上抜いた。カメラや時計など専門性の高い高級商材の買い取りや販売をネットを軸に展開する。消費関連セクターでも影響を受けにくい業態で、コロナ禍でも収益を急拡大させている。時計はロレックス人気に乗る形でラインアップを強化し業績に反映、22年3月期の営業利益は前の期比95%増の31億4000万円とほぼ倍増し過去最高利益を更新した。AIを活用して顧客が関心の高い商品を導き出し、関連記事を配信する「AIコンテンツレコメンド」の導入で利益性を追求し、23年3月期も収益成長路線を走る。今期営業利益は前期比12%増の35億600万円と2ケタ成長を継続する見通し。

 ブロードメディア<4347>=新値街道復帰。一時5%超の上昇で1040円台まで上値を伸ばし、今月2日につけた年初来高値1020円を払拭、新高値に買われた。コンテンツ配信事業者でクラウドゲーム事業育成に力を入れている。また、通信制高校を展開しており、入学者の増加で収益が押し上げられている。22年3月期は営業利益が前の期比83%増と急拡大、更に23年3月期も前期比14%増の10億円と2ケタ増益を見込んでおり、好業績を評価する買いが断続的に流入している。前期に9期ぶりの復配(年25円)を果たしたが、今期は早くも5円増配の30円を計画しており、3%近い配当利回りも魅力となっている。

 ルネサスエレクトロニクス<6723>=買い人気。4日続伸し5日移動平均線から上放れる動きをみせている。同社は17日取引終了後、2014年10月に閉鎖した甲府工場に900億円規模の設備投資を行い、300ミリウエハー対応のパワー半導体生産ラインとして24年に稼働再開を目指すことを発表した。世界的な脱炭素社会への取り組みが加速するなか、電気自動車(EV)を中心にパワー半導体市場は今後大幅な成長を示すことが予想され、その需要獲得に向け生産能力を増強する方針だ。甲府工場での量産開始に伴い、同社のパワー半導体の生産能力は現在の2倍になるとしており、足もとの株価を強く刺激する材料となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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