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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 2016年相場の物色テーマは?


「2016年相場の物色テーマは?」

●自動運転など“希望”のセクターに注目

 2016年相場における物色テーマは引き続いて有機EL、ロボット、電子カルテ、自動運転、航空機、介護、情報・セキュリティ、人工知能、バイオテクノロジー、子育て支援などになろう。このセクターには“希望”がある。

 具体的にはネクスG <6634> [JQ]、UBIC <2158> [東証M]、そーせい <4565> [東証M]、小野薬 <4528> 、フーマイエレ <3165> [JQ]、放電精密 <6469> [JQ]、ナブテスコ <6268> 、ベステラ <1433> [東証M]、IBJ <6071> 、日セラ <6929> などに注目している。

 ネクスはZMP、ヴィストン、サイバーダインなどロボット、自動運転、介護などの有力企業と提携している。切り口が多彩なのが魅力である。UBICは情報・セキュリティだけではない。ロボット、人工知能などの材料を内包している。チャートは力強い上昇波動を描いている。ネクスともども一段高が期待できる。

●小野薬、そーせいに妙味あり!

 小野薬品は抗がん剤「オプジーポ」の薬効拡大(2020~2027年には20種類以上のがんに薬効が見込める)があって、2020年には年商1.1兆円、2027年には2兆円に迫るという。

 日本、韓国、台湾以外の販売はブリストル・マイヤーズ・スクイブが担当するが、小野薬は利益の4%、もしくは売上高の20%のロイヤリティを得る。この結果、2018年3月期の1株利益は1900円絡みになるという。すごい話である。

 そーせいはファイザーが筆頭株主になる。ファイザーの取得価格は7950円だ。この水準が下値の“岩盤”となろう。上値の目標値については小野薬が3万円、そーせいが1万5000円と考えている。

 一方、全般相場は日経平均株価が2万1000円に接近した段階では要警戒と判断している。投機筋は売り仕掛けのタイミングを計っているし、CRB指数、バルチック海運指数がリーマン・ショック時の安値を下回るなど、“底割れ”状態なのが気掛かりだ。裁定買い残は3.5兆円を超えた。これは不安材料になる。

2015年12月3日 記

株探ニュース

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