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2015年12月20日09時30分

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 「強小企業」への投資が良策!


「『強小企業』への投資が良策!」

●米利上げは世界経済に配慮し緩やかに

 待ちに待った米国の利上げがようやく実施された。利上げは通常、株式投資にとってはマイナスに働く。しかし、すぐにその弊害が出るわけではない。利上げのペースが早ければ当然、早く出ることになるが、今回はイエレンFRB議長が幾度も匂わせているように、緩やかな引き上げになりそうなため、株式市場へのネガティブな影響は、出るにしても数年先になると見てよい。

 ただ、イエレン議長の発言だけに頼るわけにもいかない。そこで過去の引き上げ事例を紹介しておきたい。米国の前回の金利引き上げは、04年6月から06年6月にかけて行われた。その間、2年間で17回のFOMCが開催され、そのたびごとに0.25%ずつ引き上げられたのだ。

 その結果、引き上げ開始時には1%だった政策金利は5.25%まで上昇した。今回も同様のペースで引き上げられると、2年後には4%台に上がることになる。

 しかし、そうはならないだろう。前述したようにイエレン議長は、今後も緩和姿勢を維持し、少しでも景気の足を引っ張るようだと引き上げは中止する。要するに緩やかに引き上げていく。こう言っているのだ。

 具体的にはどんなペースか。考えられているのは、年4回、0.25%ずつ引き上げられて1年で1%上げる。これになる。もちろん、決定事項ではないため、経済にバブルの兆候が見えたりすると0.5%引き上げられたりすることもあろうが、そうなる確率は低い。

 FRBとしては、世界経済、特に新興経済諸国、そして原油価格の下落にも配慮しなくてはならないからだ。

●風雨に強いタフな銘柄に着目

 そのため、ドルは金利の上昇に合わせて着実に上がり続けるというわけに行かず、不安定な上下動を繰り返しながら上昇。こうなる可能性が高く、ドルとの連動性が高い日経平均も、上昇トレンドをキープしながらも素直に上がり続けてくれない。今後はこんな動きが想定される。

 このような展開の中では、市場の風雨に強いいわゆるタフな「強小企業」へ投資しておくのが良策。具体的には――まずは手堅いところで、天然調味料で首位のアリアケ <2815> だ。加工食品が軽減税率の対象に決まったことで天然調味料の需要は増えると見てよく、株価も高値圏ながら押し目は見逃さないようにしたい。

 明治HDから子会社が運営していた洋菓子店フランセの譲渡を受けた寿スピリッツ <2222> もその成長力はまだ止まらないと見てよく、引き続き注目だ。

 値動きは決して軽くないが、酉島 <6363> も現在水準ならなお上昇余力ありと見る。中東での海水淡水化プラント併設発電プラント向けにポンプ需要の好調が続いている。

 マイナンバー関連株では、情報セキュリティに強いテクマトリックス <3762> が魅力的だ。そして、たまには東証2部銘柄にも目を向けておくとクリヤマHD <3355> [東証2]がある。スポーツ施設向けゴム・合成樹脂製品の受注活発に着目だ。

2015年12月18日 記

●北浜 流一郎(株式アドバイザー)
慶応大学商学部中退後、コピーライター、週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ。マネー誌、証券紙などの株式欄を担当し、ラジオ番組でも活躍。

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