信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
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2767 円谷フィHD

東証P
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時価総額 1,226億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 先取り“3月配当”! 3.5%超・60社から厳選


「先取り“3月配当”! 3.5%超・60社から厳選」

●高利回り・株高期待で選別

 いまはまだ1月下旬に入ったところだが、投資は先取りが大事。そのため、そろそろ考えたいのが、3月の配当取りだ。

 まだ2月もきておらず、同月が期待外れの展開にもなり得るというのに、3月の配当取りを念頭に置いた投資は早すぎるのではないか。

 こういうことになるだろうが、2月相場が厳しい展開になった場合、ほとんどの銘柄がその影響を受けることになるため、配当取り狙いの銘柄だけが特別に厳しい状況になるわけではない。この点を考えると、1月下旬時点で先取り投資をしておいても、特にリスキーではないことになる。

 ただ、いまは多くの銘柄が回復に転じ、浮上中であるため、利回りはさほど高くない。RIETを除く全市場で最高は東証2部のプロスペクト <3528> [東証2]の5.88%であり、他は3.5%あれば高い方だ。

 もちろん、利回りが高いからといって、投資魅力も大きいとは限らない。3.5%以下でも投資魅力は5%台の銘柄よりも大、という銘柄があるのも事実だ。

 しかし、3.5%以下の利回りでは、株価が一日で3.5%下げてしまう場合もあることを考えると、さほど投資魅力があるとはいえない。

 そのため、配当狙いを考えるなら、利回り3.5%以上で、かつ株価の上昇確率も高い。こんな銘柄を選びたい。

●利回り光る、“不祥事”株のSUBARU

 この観点から東京市場を見回すと、当確銘柄は案外少なくなってしまう。特に市場を東証1部に絞ると、その数は30銘柄に満たない(この原稿を書いている時点では27銘柄)。

 これでは有望株を捜す根幹となる母数が少なすぎるので、対象を全市場に広げると60銘柄ほどになり、選びやすくなる。

 では、どんな銘柄があるのか。

 まずは日産自動車 <7201> 。利回り4.6%だ。続いて遊戯機器の企画開発に強いフィールズ <2767> だ。前期は最終赤字だったものの、今期は黒字転換が見込めるだけに株価も期待が持てる。利回りは4.17%。

 銀行株も配当取り狙いの買いが入りやすいので、あおぞら銀行 <8304> を。利回り4.09%でかろうじて4%台だ。

 仮設建物リースに強い東海リース <9761> [東証2]は、高値圏ながらなお緩やかな続伸が見込める銘柄。利回り4.09%で、あおぞらと同じく4%台に乗っている。

 日産自動車とともに不祥事を起こしたSUBARU <7270> も配当取りの観点からは投資魅力ありだ。利回り3.88%。

 続いて日本郵政 <6178> だ。収益力がなかなか高まらないが、機関投資家の目でこの株を見ると配当取りの対象にはなると見てよい。利回り3.81%でまずまずだ。

 そして、最後はNTTドコモ <9437> になる。通常の状況では投資する気になれないが、いまは配当取りの買いを先取りしておこうという局面。小幅反落で拾っておきたい。利回りは3.67%だ。

2018年1月19日 記

株探ニュース

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