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JBR Research Memo(4):2020年9月期第2四半期累計業績は減収減益


■業績動向

1. 2020年9月期第2四半期累計業績の概要
ジャパンベストレスキューシステム<2453>の2020年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の5,996百万円、営業利益が同11.9%減の650百万円、経常利益が同24.2%減の665百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同74.3%減の260百万円と減収減益となった。

売上高は保険事業や新規事業となるライフテック事業が伸長したものの、2019年5月に不採算サービス(dリビング)を終了した会員事業や駆けつけ事業、リペア事業などの落ち込みをカバーするまでには至らなかった。営業利益については、会員事業や保険事業が増益となったものの、新型コロナウイルスの影響が第2四半期の後半から出た影響もあり、駆けつけ事業が減益となったほか、リペア事業、ライフテック事業の損失が拡大し、半期ベースでは3年ぶりの減益となった。なお、リペア事業に関しては全社共通費用(人材関連費用)を各事業セグメントに振り分けているため損失計上となっているが、実質ベースでは黒字事業となっている。

営業外収支が前年同期比で121百万円悪化したが、これは投資有価証券売却益が131百万円減少したことが主因となっている。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益の減益率が大きくなっているのは、前年同期に法人税の減額処理を実施した反動によるもの。前年同期は破産更生債権の貸倒れが確定したことで税務上の損金計上を行い、法人税が減額された。

期初会社計画比で見ると売上高で1.7%下回ったものの、営業利益は6.5%上回って着地している。売上高については新型コロナウイルスの影響により、駆けつけ事業やリペア事業、ライフテック事業の売上が計画をやや下回ったことによる。一方で、営業利益が上振れた要因は期初に計画していた新規提携案件に係る先行投資費用2億円が、同提携案件の進捗遅れにより無くなったことが主因となっている。同案件の計画遅れについては新型コロナウイルスの影響が大きく、事業の開始時期については2021年9月期以降にずれ込む見通しとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《ST》

 提供:フィスコ

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