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<動意株・24日>(大引け)=エヌシーエヌ、FUJIKO、アジア投資など

 エヌ・シー・エヌ<7057>=続伸。21日の取引終了後、韓国のヘガパッシブ建築を海外初の「耐震構法SE構法」の登録施工店としたと発表しており、韓国における木造耐震設計事業の拡大を期待した買いが入っている。今回、ヘガパッシブ建築を「耐震構法SE構法」の登録施工店にした背景には、17年12月に韓国の耐震規定が、「2階以上、延べ面積200平方メートル以上の全ての住宅に対して耐震設計が義務化」へと改訂されたことに伴い、エヌシーエヌに対する問い合わせが増加していることがあるという。ヘガパッシブ建築では今秋に上棟を計画している老人施設(512平方メートル)の建設にあたりSE構法の採用を検討し、今回の登録へとつながったとしている。

 フジコー<2405>=売買高増勢のなか大幅高。今週末28~29日の日程で行われるG20大阪サミットでは海洋プラスチックごみの削減が重要議題に挙がっているが、ここ環境保全への意識が世界的に高まっており、国内でも廃棄物処理や脱プラ、バイオマス発電などにビジネス展開する銘柄群に光が当たっている。同社は建設廃棄物の中間処理や食品系廃棄物処理に展開し、新電力分野ではバイオマス発電で実績を重ねている。5月初旬に自社株買い発表を材料視して急動意してからも下値切り上げ型の強いチャートを継続、上値指向が鮮明だ。

 日本アジア投資<8518>=ストップ高。低位株の強みで上昇率にして約28%に達し、東証1部で群を抜くパフォーマンスとなっている。ここ全体相場の上値が重く、薄商いのなかで主力株は物色対象としては回避されやすく、個人投資家資金などは自ずと中小型株の値動きの良いものに向かっている。同社株の急騰もその流れに乗ったもの。市場では「2034年のサッカーW杯のアセアン招致を目指す方向で各国首脳が合意したことが伝わっており、これが買い人気の発端となっているようだ。ただ、今の段階ではマネーゲームの域を出ていない」(国内ネット証券マーケットアナリスト)としている。

 中央化学<7895>=ストップ高。樹脂製食品包装容器で業界を先駆する大手メーカー。プラスチック容器の回収・リサイクル分野に早くから取り組んでおり、リサイクルPET容器やタルクを半分以上使用しプラスチックの量を減らした容器など、環境配慮型容器も商品展開している。新素材を使った食品の消費期限を延ばす高機能容器の育成も進め「食品ロス削減推進法」に対応した有望銘柄としても人気素地がある。週末にG20大阪サミットを控え、ここ環境・リサイクル関連の中小型株の一角が人気化しており、同社株もその流れに乗る。

 中村超硬<6166>=ストップ高。一気に底値圏離脱の動き。同社は業績低迷を背景に株価は下値模索の動きを続け、前週20日に上場来安値を更新していた。21日取引終了後、中国・南京三超社とダイヤモンドワイヤ生産設備の譲渡および技術供与に関する基本合意書を締結したことを発表。20年3月期に設備売却と技術供与などの対価として約20億円の収益計上を予定しており、これが好感される形で買いを呼び込んだ。

 テクノホライゾン・ホールディングス<6629>=大幅高。FA・光学機器メーカーでレンズ技術に優位性を持ち、監視カメラでは東京五輪関連などの特需が期待される。また、近年市場が急拡大しているドライブレコーダーも手掛けており、クラウドで運行データを保管できる強みを生かして需要を捉えている。21日取引終了後に、同社の子会社タイテックを通じ、検査装置の設計・製作を手掛けるエムディテクノス(愛媛県西条市)の全株式を取得し傘下に収めることを発表、これも株価の刺激材料となっている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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