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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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1966 高田工業所

東証S
1,719円
前日比
+21
+1.24%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.3 0.75 0.58 32.86
時価総額 124億円
比較される銘柄
太平電, 
朝日工, 
ベステラ
決算発表予定日

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<動意株・12日>(大引け)=高田工、ローソン、メディアLなど

 高田工業所<1966>=約2年半ぶりの4ケタ大台回復。前日の大幅高に続ききょうも売り物をこなし頑強な値動きを示している。岸田政権が掲げる政策には電力需給逼迫を解消するために、原発の再稼働も前向きに検討する姿勢を明示しており、ここ東京電力ホールディングス<9501>を中心に関連銘柄が総じて強さを発揮している。総合プラントメーカーの同社は、鉄鋼、化学、電力のほかエレクトロニクス分野でも高い実績を有し、原子力発電分野でも独自の管理システムを駆使した原発プラントにおける品質管理で高い評価を得ている。PERが5倍未満、PBRも0.5倍前後と株価指標面でも割安感が際立っている。

 ローソン<2651>=底値圏離脱の動きに弾み。同社が11日取引終了後に発表した22年3~5月期決算は売上高が「収益認識に関する会計基準」の影響を考慮せずに比較した場合、前年同期実績に対し4割強の伸びとなる2377億5600万円と急増。増収効果を反映して営業利益も前年同期比25%増の132億7900万円と大幅な伸びを達成しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。コンビニ店や高級品を扱うスーパーの成城石井などで総菜類の売り上げを中心に好調で収益を押し上げる格好となった。なお、23年3月期通期の営業利益予想は前期比13%増の530億円を見込んでいる。

 メディアリンクス<6659>=ストップ高。同社はこの日、韓国通信大手LGユープラスが提供する韓国の公共放送KBSの放送ネットワークにMD8000 Media over IP伝送技術が採用されたと発表しており、これを材料視した買いが向かったようだ。これにより、KBSはMD8000プラットフォームによって構築されたLGユープラスのネットワークを利用し、同国全域にメディアサービスを配信する見通し。メディアLの技術が集約されたMD8000プラットフォームは、柔軟性や信頼性、俊敏性を持ち、LGユープラスのネットワークバックボーンを介して4K映像やその他のメディアサービスをリアルタイム、低遅延で配信することができるという。

 クリングルファーマ<4884>=大幅高で上昇基調強める。午前9時30分ごろ、再生医療に関する東京医科歯科大学との共同研究について、潰瘍性大腸炎の難治性潰瘍の修復を目指した自家腸上皮オルガノイド移植による臨床研究で第1例目が実施されたと発表しており、これが好材料視されている。同研究は、難治性潰瘍性大腸炎の患者に対して、患者自身から採取した少量の組織から樹立した腸上皮幹細胞を含むオルガノイドを移植し、傷んだ腸の粘膜上皮の修復再生を目指すもので、同臨床研究は安全性と効果の検討が目的。なお、同件による22年9月期業績への影響はないとしている。

 コスモス薬品<3349>=大幅続伸。同社は11日取引終了後に、23年5月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比0.7%増の300億円としたことや、年間配当計画を前期比5円増配の85円としていることが好感されているようだ。売上高は同7.7%増の8135億円を見込む。今期はドミナント出店を基本として、中国・四国・九州地区に引き続き出店を行うとともに、新商勢圏である関東・中部・関西地区への出店を積極的に進めるとしている。

 シリコンスタジオ<3907>=25日移動平均線から大きく上放れる。同社はCG技術を使ったゲーム開発支援事業を展開するが、足もとの業績は回復色を強めている。11日取引終了後に発表した22年11月期上期(21年12月~22年5月)の決算は営業損益が8600万円の黒字(前年同期は2億3100万円の赤字)と黒字転換し、通期計画の1億円に対する進捗率も86%に達していることで、業績増額修正に対する期待が株価を押し上げている。同社株は6月8日に1221円の年初来高値をつけて以降、調整局面に移行していたが、メタバース関連株の一角としてもマーケットの注目度が高く、個人投資家を中心とした短期資金の参戦を誘っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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