貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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1812 鹿島建設

東証P
2,959.0円
前日比
+25.5
+0.87%
PTS
2,969円
23:38 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.3 1.23 2.37 5.80
時価総額 15,643億円
比較される銘柄
大成建, 
清水建, 
大林組
決算発表予定日

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<動意株・9日>(大引け)=鹿島、名村造、シュッピンなど

 鹿島<1812>=後場急上昇。正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高5834億7100万円(前年同期比16.8%増)、営業利益248億9100万円(同31.9%増)となり、大幅営業増益となったことが好感されている。国内建設事業の順調な進捗に加えて、国内関係会社の開発事業などにおいてホテル運営事業やアスファルト合材販売事業が回復したことなどが牽引役となった。また、建設受注高は安定的な公共投資に加えて製造業、非製造業ともに企業の設備投資意欲が高い状況が続いたことや、米国における大型工事の受注などから、第1四半期としては過去最高の8018億円(前年同期比62.6%増)となった。なお、24年3月期通期業績予想は、従来見通しを据え置いている。

 名村造船所<7014>=異彩人気にストップ高。株価は7月4日の高値700円をマドを開けて跳び越える形となり、一気に年初来高値圏に浮上した。同社が8日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)の経常利益は前年同期比45%減の53億2400万円と低調だった。しかし、株価は寄り付きから大口の買い注文が入り、きょうはストップ高で引けた。市場関係者によると「今期業績悪は事前に織り込まれていたが、経常利益は第1四半期時点で対通期進捗率が80%を超えたことで、通期上振れが濃厚という見方となったのではないか」(中堅証券ストラテジスト)とする。また、市場では「日々の売買代金を見ても明らかなように出来高流動性に富んでいる。中堅造船では内海造船<7018>が既に仕手化の様相をみせていることもあって、その連想が働いている可能性がある」(ネット証券アナリスト)という声も聞かれた。

 シュッピン<3179>=大幅高で年初来高値に急接近。8日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の単体決算は、経常利益が前年同期比5.2%減の8億1800万円となったが、中間期の計画に対する進捗率は約55%と順調なスタートとなった。売上高は同5.0%増の113億1600万円だった。あわせて発表した7月の月次売上高は前年同月比15.8%増と2ケタの伸びを示しており、業績の上振れ期待を高めたようだ。4~6月期はECと免税の売上高が前年同期を上回った。事業別ではカメラが大きく伸び、時計の減収を補った。7月もカメラの成長が続いたほか、時計事業も売上高が回復。免税売上高は高い伸びをみせた。

 アクセル<6730>=急加速。8日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.3倍の7億7700万円となった。中間期の計画に対する進捗率は79%に上り、好発進となったことを好感した買いが集まったようだ。売上高は同30.6%増の44億7500万円だった。主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIの販売が、前年同期比8万3000個増加の19万個と大きく伸びた。LSI開発販売関連セグメントにおける第1四半期末の受注残高は224億3700万円となった。半導体の需給ひっ迫を背景にメーカーが部材を積極的に確保する動きをみせており、受注残高には来期以降の販売予定分が含まれるという。

 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>=マド開け急伸。同社はエレベーターの保守やリニューアルを手掛けるが、足もとの業績は保守契約台数が堅調なほか、リニューアル業務が大幅な伸びを示し、会社側の想定を上回って好調に推移している。8日取引終了後24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の57億円から66億円(前期比32%増)に増額しており、これを好感する買いが集中した。

 AIメカテック<6227>=ストップ高。半導体パッケージ製造装置やフラットパネルディスプレー製造装置の製造を主力とするが、今期業績は急改善が見込まれている。8日取引終了後に発表した23年6月期決算は営業利益が前の期比9%減の6億6600万円と低調だったが、続く24年6月期は前期比2.1倍の14億1500万円と一転して急拡大に転じる見通しとなった。19年6月期に達成した過去最高利益を5期ぶりに上回る見込みで、これを材料視する形で投資マネーが流入した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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