0823 上海総合

指数
3,154.026
前日比
+31.62
+1.01%
比較される銘柄
日経平均, 
NYダウ, 
米ドル/円
業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

ダウ平均は3日続落 序盤の上げ維持できず失速 エヌビディアが孤軍奮闘=米国株前半

NY株式23日(NY時間12:27)
ダウ平均   32828.50(-216.59 -0.66%)
ナスダック   11458.83(-48.24 -0.42%)
CME日経平均先物 27035(大証終比:-95 -0.35%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。序盤は上昇して始まったものの、上げを維持できずに失速している。前日はFOMC議事録を受けて、終盤にダウ平均は下げに転じていた。議事録はタカ派なトーンではあったものの想定内で、一部の委員からは0.50%ポイントの利上げが好ましいとの意見が出されていたが、大半の委員は0.25%ポイントの利上げを支持していた。

 このところ市場に広がっているタカ派な雰囲気は前回のFOMC後に発表された米経済指標の強さによるものであり、前回のFOMCにそれは反映されていない。株式市場も改めて、金利上昇と高金利の長期化への警戒感を強めているのかもしれない。

 ただ市場からは、ここ数週間の米株式市場の下落でそれを既にそれを織り込んでおり、次の展開を探る雰囲気も出ているとの声も聞かれる。金融引き締めの方向性を巡って、市場とFRBは数カ月に渡って食い違いを見せていたが、次第に一致点を見出しており、タカ派ショックの可能性は小さくなっているという。

 市場からは「今年に入り大きな懸念となっていたのは、市場が起こりそうもない出来事、つまりFRBのハト派スタンスを予想していたことだ。この2週間で市場は少し目を覚ました」といった声も出ている。

 きょうはIT・ハイテク株も売り優勢となっているが、エヌビディア<NVDA>が孤軍奮闘。前日引け後に決算を発表し、強気の見通しを示したことが好感されている。人工知能(AI)向けチップへの取り組みが成果を上げていることを示唆しており、今後のAI関連の需要に期待感を強めているようだ。AMD<AMD>も上昇している。

 モデルナ<MRNA>が決算を受け下落。アナリストからは新型ウイルス向けワクチンが今後期待できない中で、コストへの懸念が出ている。「コストが予想よりも大きく、23年のガイダンスではコストが製品売上げを上回る危険性がある。事前買取契約(APA)の更なる獲得、もしくは今秋のウイルス拡大が予想より大きければ、23年にキャッシュフローが黒字になる可能性がある」と述べた。

 本日は引け後にブロック<SQ>、ブッキング<BKNG>、ビヨンドミート<BYND>、ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD>、カーバナ<CVNA>などの決算が予定されている。

アップル<AAPL> 147.60(-1.31 -0.88%)
マイクロソフト<MSFT> 251.83(+0.32 +0.13%)
アマゾン<AMZN> 94.12(-1.67 -1.74%)
アルファベットC<GOOG> 90.16(-1.65 -1.79%)
テスラ<TSLA> 199.11(-1.75 -0.87%)
メタ・プラットフォームズ<META> 170.33(-0.79 -0.46%)
AMD<AMD> 78.49(+1.88 +2.45%)
エヌビディア<NVDA> 235.30(+27.76 +13.38%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均