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ダウ平均は上げ幅を伸ばす 1月の堅調な動きは市場にとって良い兆候=米国株後半

NY株式31日(NY時間15:40)
ダウ平均   33945.93(+228.84 +0.68%)
ナスダック   11527.96(+134.15 +1.18%)
CME日経平均先物 27450(大証終比:+150 +0.55%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げ幅を伸ばしている。序盤は取引開始前までに発表になった決算を受けて売買が交錯したものの、きょうもIT・ハイテク株が主導する形で株式市場は堅調に推移している。取引開始前に発表になった第4四半期の雇用コスト指数がインフレ鈍化の傾向を示したこともサポートした。

 明日はFOMCの結果が発表され、0.25%ポイントの利上げが確実視されている。市場はガイダンスに注目しているが、市場は年内の利下げを織り込むなどハト派な雰囲気が広がっている。しかし、現時点でパウエル議長がタカ派色に変化を与えるとは見られていない。その場合、株式市場がどう反応するか注目している。

 きょうは1月末だが、このままで行けば、1月は2019年以来の好調な月で終えようとしている。今年は好調なスタートを切っており、1月のS&P500は4%以上、ダウ平均が1%以上の上昇、そして、ナスダックは9%以上の上昇となっている。

 過去の経験則から、1月の堅調な動きは市場にとって良い兆候で、その後の数カ月間は上昇が継続する可能性があるという。S&P500が前年に下落した次の年の1月に5%以上上昇した過去5回の例のうち、その年の株価指数は平均30%上昇しているという。

 市場の歴史的な主要なドライバーはすべて、今後数カ月の株式市場の上昇を後押しすると思われる方向を示し始めているとの声も出ていた。

 決算だが、取引開始前までに大手企業の決算が数多く発表されている。キャタピラー<CAT>はコスト上昇との闘いが続いており、1株利益や営業利益が予想を下回ったことが嫌気され下落。一方、GM<GM>はSUVやトラックの需要が継続しており、好決算を発表し上昇。マクドナルド<MCD>は予想を下回る営業利益率を嫌気し下落。

 きょうは引け後にAMD<AMD>、スナップ<SNAP>が決算発表を予定。

 貨物輸送のUPS<UPS>が決算を受け上昇。通期の営業利益率が予想範囲内に収まったことに市場は安心した模様。

 マイクロン・テクノロジー<MU>が下落。韓国のサムスン電子が今年のスマホ市場が縮小するとの見通しを示したことを嫌気している。

 AI(人工知能)関連のスタートアップ企業に買いが強まった。C3.ai<AI>は自然言語インターフェースを使用して企業の情報システム全体の関連データを検索・取得するAI搭載の新製品を発売すると発表。

 通信機器のハーモニック<HLIT>が決算を受け下落。ガイダンスで第1四半期、通期とも予想を下回る1株利益および売上高の見通しを示した。

キャタピラー<CAT> 251.85(-9.65 -3.69%)
マクドナルド<MCD> 265.64(-5.25 -1.94%)
GM<GM> 38.94(+2.65 +7.30%)
UPS<UPS> 184.93(+7.96 +4.50%)
マイクロン<MU> 60.03(-1.69 -2.73%)
ハーモニック<HLIT> 12.88(-1.32 -9.30%)
C3.ai<AI> 19.34(+3.04 +18.67%)

アップル<AAPL> 143.47(+0.47 +0.33%)
マイクロソフト<MSFT> 246.49(+3.78 +1.56%)
アマゾン<AMZN> 102.62(+2.07 +2.05%)
アルファベットC<GOOG> 99.63(+1.68 +1.72%)
テスラ<TSLA> 172.73(+6.07 +3.64%)
メタ・プラットフォームズ<META> 148.59(+1.53 +1.04%)
AMD<AMD> 74.67(+2.22 +3.07%)
エヌビディア<NVDA> 194.13(+2.51 +1.31%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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