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株価指数先物【寄り前コメント】 こう着ながらもメタの時間外での急伸を手掛かりに、短期的には押し目狙いのロングスタンス


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 26480 +90 (+0.34%)
TOPIX先物 1866.0 +5.0 (+0.26%)
シカゴ日経平均先物 26375 -15
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場はNYダウ S&P500が上昇する一方で、ナスダックは下落。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界景気への懸念はくすぶるものの、中国政府の景気刺激策への期待から27日の上海指数は2%を超える上昇となったことが、ひとまず安心感につながった。

 また、決算発表が本格化するなか好決算を発表する銘柄が買われており、マイクロソフト<MSFT>、ビザ<V>がNYダウをけん引する格好だった。ただし、買いの勢いは鈍く、3月の米中古住宅販売成約指数が予想を下回ったことが嫌気され、一時下げに転じる場面も見られた。ナスダックは金利上昇を背景にハイテク株の一角が売られ、小幅ながら連日で年初来安値を更新。S&P500業種別指数はソフトウエア・サービス、運輸、エネルギーが上昇した半面、メディア、電気通信サービス、不動産が下落。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、日中大阪比15円安の2万6375円で取引を終えた。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比160円安の2万6230円で始まり、その後2万6180円まで売られる場面も見られた。ただし、すぐさまプラスに転じると、2万6300円~2万6500円辺りでのレンジ推移を継続。一時2万6580円まで買われた後に再びマイナスに転じるなど、やや荒い値動きとなるなか、終盤にかけて持ち直し2万6480円とプラスに転じて取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。ただし、日中取引で3%を超える下落となったメタ・プラットフォームズ<FB>は、取引終了後に発表した決算が好感され、時間外取引で15%を超える上昇を見せている。また、クアルコム<QCOM>も時間外で5%を超える上昇となるなか、値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。これを材料視した形で短期のロングの動きが先行する可能性はあろう。

 また、国内ではTDK<6762>、ルネサスエレクトロニクス<6723>がポジティブな決算内容だったことも材料視されやすい。そのほか、TOPIXの浮動株比率変更に伴う需給イベントの影響も考えられるため、基本的には2万6500円辺りでのこう着が見込まれるものの、弱含む局面では、その後のリバウンドを想定したロングからのスキャルピング売買に向わせそうだ。

 レンジとしてはオプション権利行使価格の2万6500円を中心とした、上下の権利行使価格である2万6375円~2万6625円辺りを想定。レンジ上限には5日移動平均線が位置しているため、戻り待ちのショートが入りやすいだろう。VIX指数は31.60に低下したものの、切り上がる5日線を支持線としたトレンドをキープしているため、リスク選好には向かいづらいところだ。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.18倍と小幅に低下した。一時14.11倍にまで下げており、4月13日の直近安値である14.10倍に接近した後に切り返し、75日線を上回って終えている。スプレッド狙いの動きとしては、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)となろう。

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