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ダウ先物は237ドル高 IT・ハイテク株に買い戻し=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:31)(日本時間22:31)
ダウ先物 49097(+237.00 +0.49%)
S&P500 6924.50(+34.00 +0.49%)
ナスダック100先物 25612.50(+143.00 +0.56%)

 きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は200ドル超の上昇となっているほか、S&P500、ナスダック100も上昇。本日はIT・ハイテク株に買い戻しが膨らんでいる。

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅安で推移しているほか、ナスダックも下落。序盤は買戻しも見られ上昇して始まったものの上げを維持できていない。

 今週はイベント目白押しで、米政府機関閉鎖によって空白が生じた経済判断を補うため、公表が遅れていた米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)の発表に市場は注目している。

 米大手証券は明日の米雇用統計は市場を押し上げる可能性があると予想。「良いニュースが悪く、悪いニュースが良い」という局面に戻ったと指摘し、労働市場の緩やかな弱さは株式市場では強気に受け止められる可能性が高いとした。

 一方、各金融機関から来年の米株式市場の見通しが出ているが、強気な見方が比較的多い。「株式のオーバーウエートを解消すべきかの議論はあるものの、トレンドはまだ終わっていない。AI関連へのエクスポージャーは引き続き報われており、金利やクレジットは相対的に魅力が乏しい」と述べている。株式は依然として最も魅力的なリスク・リワードを提供しているという。

 ストラテジストは、力強い企業業績の伸びによりS&P500が来年13%上昇すると予想し、4年連続の2桁上昇を見込んでいる。2026年にはAIの「提供側」から「導入・利用側」へのシフトが進み、生産性向上を巡る議論が企業全体に広がるという。その上で、2026年はIT、ヘルスケア、公益、銀行セクターを推奨。

 ロボットのアイロボット<IRBT>が急落。同社はロボット掃除機「ルンバ」で知られるが、破産法第11条(チャプター11)を申請し、主要な中国系サプライヤーに経営権を引き渡す提案を示した。

 業務用ソフトウエアを手掛けるサービスナウ<NOW>が時間外で下落。サイバーセキュリティーの新興企業アルミス社の買収に向け、最終段階の協議を進めていると伝わった。

 アドビ<ADBE>が時間外で反落。先週は決算を受けて買いが優勢となっていたが、本日はアナリストが投資判断を「売り」に引き下げている。目標株価は310ドルに設定。

 検査システムとロボット製品のテラダイン<TER>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の148ドルから230ドルへ引き上げた。

 イスラエルの海運会社ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービス<ZIM>が時間外で上昇。スイスに本社を置くMSC(メディタレニアン・シッピング・カンパニー)社が同社買収に向けて入札を行ったと地元ニュースサイトが報じた。

アイロボット<IRBT> 1.32(-3.00 -69.44%)
サービスナウ<NOW> 817.24(-47.82 -5.53%)
アドビ<ADBE> 351.53(-4.90 -1.37%)
テラダイン<TER> 200.00(+6.63 +3.43%)
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 19.63(+0.87 +4.64%)

アップル<AAPL> 278.75(+0.47 +0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 478.40(-0.13 -0.03%)
アマゾン<AMZN> 227.50(+1.31 +0.58%)
アルファベットC<GOOG> 312.36(+1.84 +0.59%)
アルファベットA<GOOGL> 311.17(+1.88 +0.61%)
テスラ<TSLA> 465.65(+6.69 +1.46%)
メタ<META> 644.91(+0.68 +0.11%)
エヌビディア<NVDA> 177.03(+2.01 +1.15%)
AMD<AMD> 212.50(+1.72 +0.82%)
イーライリリー<LLY> 1037.48(+9.97 +0.97%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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