池上通が急落、中国向け納入延期で今期は一転営業減益・減配の見通し
池上通信機<6771>が急落している。同社は24日の取引終了後、25年3月期の業績・配当予想の下方修正を発表し、嫌気されたようだ。今期の売上高予想を従来の見通しから22億円減額して203億円(前期比6.0%減)、営業利益予想を6億円減額して2億円(同74.8%減)、最終利益予想は4億4000万円減額して1億6000万円(同76.4%減)に引き下げた。営業利益は増益予想から一転、減益を見込む。中国向け医療用カメラについて、現地メーカーと商談を進めていたが、来期以降に納入が延期される公算となった。海外向けの放送用カメラは北米市場で顧客の設備投資の先送りや、中東の一部大型案件の計画延期もあり、これらの影響で業績が計画を下振れして着地する見込みとなった。期末一括配当予想は従来の33円から10円に引き下げた。前期比で20円の減配見通しとなる。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS