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ダウ先物は上昇 IT・ハイテク株が上げ一服もエヌビディア絡みには買い=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:28)(日本時間22:28)
ダウ先物 43065(+83.00 +0.19%)
S&P500 6028.25(+7.75 +0.13%)
ナスダック100先物 21742.25(-2.25 -0.01%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小高く推移している一方、ナスダック100は軟調。ここ数日買い戻しが出ていたIT・ハイテク株も本日は時間外で上げ一服となっている模様。ただ、今週はラスベガスで技術見本市(CES)が開催されており、エヌビディア<NVDA>が新チップの発表や、提携を発表していた。その関連の銘柄には買いが入っている状況。

 前日はトランプ氏の関税計画に関する報道で市場は上下動していたが、トランプ氏はその報道を否定。ストラテジストからは「投資家は今後、新年が進むにつれて市場の変動が激しくなることを留意しておくべきだ。2025年に向けた昨年からのバリュエーション、ポジショニング、そして大方の期待値を考慮すると、価格変動は激しくなる」との指摘も出ていた。

 今週は市場に影響しそうな主要な経済指標が控えている。本日はISM非製造業景気指数と米求人件数、明日水曜日はADP雇用統計が予定。そして、金曜日には注目の12月の米雇用統計が予定されている。9日木曜日はカーター元大統領の国葬で休日となり、今週は4日間の立会となるが、経済指標が市場のコンセンサスを裏付けるか注目される。

 なお、米大手銀のデータによると、S&P500先物のポジショニングは先週、非常に強気な水準から後退したという。

 エヌビディア<NVDA>が時間外で4日続伸。ラスベガスで開催中の技術見本市(CES)で、トヨタ自動車が同社の自動運転向けAI製品の顧客になると発表。東京市場でトヨタ株も上昇していたが、エヌビディアもNY市場で上昇している。トヨタはエヌビディア製の半導体製品「ドライブ」とソフトウエアを使用する。フアンCEOはまた、ゲーム用PC向けの新たなGPU「GEフォース」シリーズを発表。このGPUシリーズは同社がAIアクセラレーターに使用しているものと同じAI向け次世代半導体「ブラックウェル」設計が採用されているという。

 マイクロン・テクノロジー<MU>が時間外で上昇。ラスベガスで開催中のCESでエヌビディアのフアンCEOが、新GPU向けに同社がメモリチップを提供していると直接名前を出して述べたことが好感されている。

 配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が時間外で4日続伸。同社とエヌビディア<NVDA>がAIを活用した自動運転技術の開発を支援する新たなソリューションで提携すると発表した。

 テスラ<TSLA>が時間外で軟調。アナリストがの投資判断を「中立」に引き下げた。一方、目標株価は従来の400ドルから490ドルに引き上げている。

 オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を280ドルに設定した。

(NY時間08:38)(日本時間22:38)時間外
マイクロン<MU> 102.87(+3.61 +3.64%)
ウーバー<UBER> 67.95(+1.64 +2.47%)
カーバナ<CVNA> 199.26(+10.41 +5.51%)

アップル<AAPL> 242.54(-2.46 -1.00%)
マイクロソフト<MSFT> 429.13(+1.28 +0.30%)
アマゾン<AMZN> 227.95(+0.34 +0.15%)
アルファベット<GOOG> 198.14(+0.18 +0.09%)
テスラ<TSLA> 402.90(-8.15 -1.98%)
メタ<META> 628.30(-1.90 -0.30%)
エヌビディア<NVDA> 152.62(+3.19 +2.13%)
AMD<AMD> 130.16(+0.61 +0.47%)
イーライリリー<LLY> 762.87(-2.23 -0.29%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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