ファンペップ---機能性ペプチド「SR-0379」の追加第3相臨床試験開始
ファンペップ<4881>は23日、皮膚潰瘍を対象疾患として開発中の機能性ペプチド「SR-0379」について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による所定の調査が終了し、02試験を開始すると発表。
SR-0379は、20個のアミノ酸からなる機能性ペプチドの開発化合物である。
皮膚のバリア機能が欠損して様々な細菌が創面に付着している皮膚潰瘍の治療には、細菌、感染のコントロールが重要である。SR-0379は、血管新生や肉芽形成促進による創傷治癒促進作用に加え、抗菌活性を併せ持つ点が強みとなっている。また、簡便な投与方法(常温保存可能なスプレー剤)であることから、幅広い皮膚潰瘍の患者に使用されることが期待される。
02試験はプラセボ対照二重盲検比較試験であり、01試験で効果がみられた皮膚潰瘍患者(潰瘍サイズ(長径×短径)36センチ平方メートル未満、目標症例数:142例)を対象に、SR-0379又はプラセボを二重盲検下で1日1回、28日間投与した際の有効性及び安全性を検討する。
SR-0379の開発は、現在、塩野義製薬<4507>と同社の共同開発により日本で進めている。
《ST》
提供:フィスコ