ニッパツが切り返し急、発行済み株式6%強に当たる自社株買い発表などを好感
ニッパツ<5991>が4日ぶりに急速に切り返す展開。自動車部品メーカーで、自動車用懸架ばねではトップシェアを誇る。ホンダ<7267>、日産自動車<7201>の経営統合の動きなど歴史的な自動車業界再編の流れのなかにあっても、同社は独立系部品メーカーとして各企業ほとんどと取引実績を有しており、引き続き高い商品競争力が強みとなり得る。そうしたなか、23日取引終了後に発行済み株式数の6.05%にあたる1300万株、金額ベースで260億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。買い付け期間は来年6月23日まで。うち475万株については今朝の立会外買付取引で取得する。また、1300万株を25年3月末日付で消却することも併せて発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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