アール・エス・シー Research Memo(4):サンシャインシティプリンスホテルにてAI警備システムの本格運用開始
■アール・エス・シー<4664>のトピック
業務提携先であるアジラ※との連携により、「サンシャインシティ」の各エリア(サンシャイン60ビル、専門店街アルパ、ワールドインポートマートビル、文化会館ビル、サンシャインシティプリンスホテル)においてAI警備システム『AI Security asilla』(以下、『asilla』)の本格運用を開始した。
※ 同社とアジラは2023年8月16日に業務提携契約を締結。アジラの開発するAI警備システム『asilla』を同社が運用管理する施設などに導入することにより、次世代セキュリティシステムの構築を目指すものであり、2023年11月9日より「サンシャインシティ」において『asilla』を活用した施設警備の実証実験を開始した。また、2024年4月1日からは、「サンシャインシティプリンスホテル」でも『asilla』を活用した警備業務を開始しており、今回のAI警備システムの本格運用はその流れを汲むものである。
行動認識AIを使用した『asilla』は、防犯カメラの映像から、瞬時に人の行動を解析し通知を行うため、不審行動の早期発見や転倒事故などへの迅速な対応を可能にする。事故発生時の即時対応を可能にするシステムの活用によって、一層の安全・安心・快適なサービスの提供を目指すとともに、警備員の省人化や警備員による顧客対応時間の拡充により警備全体の品質向上を図る考えだ。
また、本件は同社として改めてホテル業界の警備に参入するものであり、『asilla』のホテル業界への本格導入は初となる。これを足掛かりに革新的な警備サービスによる差別化を図り、ホテル業界を開拓していく戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
《HN》
提供:フィスコ