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ダウ先物は小幅安 明日の米雇用統計を控え様子見も なお強気な見方は根強い=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:39)(日本時間22:39)
ダウ先物 45076(-30.00 -0.07%)
S&P500 6096.75(-1.75 -0.03%)
ナスダック100先物 21531.75(-4.75 -0.02%)

 きょうの米株価指数先物市場はダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅安で推移している。前日の上昇から本日は一服している。前日はS&P500、ナスダックが最高値を更新したが、明日の米雇用統計を控えて本日は様子見の雰囲気も広がっているようだ。

 ただ、なお強気な見方は根強い。米大手証券からは「12月、そして2025年まで、まだ上昇余地があり、依然として強気相場の上昇トレンドが続くと考えている。成長、FRB、IT・ハイテクの予測が正しければ、それらの原動力は上昇を続けるだろう」と述べていた。

 引き続き市場はFOMCの動向を気にしているが、パウエルFRB議長は前日の講演で、「米経済は慎重に利下げを行うのに十分なほど堅調だ」と述べていた。「労働市場は改善し、下振れリスクは低減。成長は予想を上回り、インフレが若干高く推移している。つまり、中立金利までにもう少し慎重になる余裕があるということだ」と言及している。

 それでも今月の利下げ期待は後退することなく、CMEのフェドウォッチでは78%の確率で0.25%ポイントの利下げを織り込んでいる。ただ、1月については、据え置きの可能性が65%と見ている状況。

 仮想通貨関連株が時間外で上昇。仮想通貨市場でビットコインが10万ドルを突破したことで関連株も買われている。トランプ次期大統領が新たな米証券取引委員会(SEC)委員長にアトキンス氏を指名したことを市場は材料視している模様。アトキンス氏は規制緩和に前向きとも言われている。

 カルバン・クラインやトミー・ヒルフィガーといったアパレルブランドを傘下に持つPVH<PVH>が決算を受け時間外で下落。ホリデーシーズンにあたる第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、売上高も予想以上の減収を見込んだ点が嫌気されている模様。

 工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が決算を受け時間外で大幅高。既存店売上高が予想外の増収となったほか、売上高も予想を上回った。

 電気自動車(EV)向けの充電ステーションを手掛けるチャージポイント<CHPT>が決算を受け時間外で大幅高。1株損益の赤字は予想以上だったものの、売上高が予想を上回った点をポジティブに捉えている模様。

(NY時間08:49)(日本時間22:49)時間外
コインベース<COIN> 346.53(+15.59 +4.71%)
MARA<MARA> 27.24(+1.28 +4.93%)
ライオット<RIOT> 13.72(+0.77 +5.96%)
マイクロストラテジー<MSTR> 440.96(+34.96 +8.61%)

PVH<PVH> 103.32(-9.54 -8.46%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 120.12(+15.15 +14.43%)
チャージポイント<CHPT> 1.34(+0.12 +9.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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