川重が大幅続伸、車載用廃リチウムイオンバッテリーリサイクルシステムを共同開発
川崎重工業<7012>が大幅続伸している。この日、開発パートナーである中国海螺創業グループ及び両社の合弁会社である安徽海螺川崎節能設備製造(CKM)と、車載用廃リチウムイオンバッテリー(LIB)から純度99.5%以上の高純度炭酸リチウムを継続的かつ安定的に回収する運転に成功したと発表しており、好材料視されている。
共同開発を進めてきたリサイクルシステムは、川重がセメントプラントで培った焼成技術と、化学プラントで培った溶出技術を応用したもので、リチウム、ニッケル、コバルト、マンガンが主成分の正極材を用いたLIBのNCM系、リン酸鉄リチウムの正極材を用いたLIBのLFP系の廃電池をともに処理でき、かつ環境負荷の低い処理方法を採用。特に、熱的安定性が高く分解しづらいために従来回収が困難とされていたLFP系廃電池から純度99.5%以上の炭酸リチウムを継続的かつ安定的に回収することに成功したという。
出所:MINKABU PRESS
共同開発を進めてきたリサイクルシステムは、川重がセメントプラントで培った焼成技術と、化学プラントで培った溶出技術を応用したもので、リチウム、ニッケル、コバルト、マンガンが主成分の正極材を用いたLIBのNCM系、リン酸鉄リチウムの正極材を用いたLIBのLFP系の廃電池をともに処理でき、かつ環境負荷の低い処理方法を採用。特に、熱的安定性が高く分解しづらいために従来回収が困難とされていたLFP系廃電池から純度99.5%以上の炭酸リチウムを継続的かつ安定的に回収することに成功したという。
出所:MINKABU PRESS