カラダノート Research Memo(7):2025年7月期は増収増益、さらなる成長を見込む
■カラダノート<4014>の今後の見通し
● 2025年7月期の業績予想
2025年7月期の業績予想は、売上高2,633百万円(前期比20.0%増)、営業利益200百万円(同98.7%増)、経常利益200百万円(同88.3%増)、当期純利益200百万円(同74.1%増)と増収増益を見込んでいる。売上高については、過去に生じた税区分誤謬の問題を踏まえてヘアケア衛生用品関連商材に関する取引の再開を慎重に行う方針のため、同分野は前期比で10%強程度の減収となる見込みである。税区分誤謬を要因に、広告宣伝費についても投資を慎重に進めるため、売上高全体の予想としてはかなり保守的な内容となっている。ただし、ストック型ビジネスである家族サポート事業において引き続き順調に契約者数の増加が期待でき、売上高全体の40%程度となる安定した収益基盤を確保する見込みのほか、フロー型ビジネスである住宅関連サービスの収益性改善や、家族パートナーシップ事業における保険会社等向けPoC案件の拡大等、期待もある。前述のヘアケア衛生用品関連商材に関する懸念が払拭されれば、増収の可能性は相当高いと弊社では見ている。利益面では、ストック型ビジネスが投資回収フェーズに入って利益率の改善が進むほか、各ビジネスの収益性を優先した施策展開によって高い成長を見込んでいる。費用面については、2024年7月期比で、販管費全体として17%程度増加すると想定している。内訳は、宅配水の取引規模拡大に伴う仕入運賃の25%程度増加や、広告宣伝費の微増、人件費のマーケティング・法人営業強化による18%程度増加となる。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
《HN》
提供:フィスコ