信用
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2180 サニーサイド

東証S
561円
前日比
-8
-1.41%
PTS
563.9円
13:01 11/27
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 2.15 3.92
時価総額 85.3億円
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サニーサイドアップグループ:25年6月期第1四半期決算説明文字起こしVol.2


サニーサイドアップグループ<2180>:25年6月期第1四半期決算説明文字起こしVol.1の続き

中長期の事業成長イメージは、現中期方針期間では、コア事業のブランドコミュニケーション事業で手堅い成長を遂げることに注力しています。前年にブランドコミュニケーション事業による成長に手応えを感じており、同事業を中心とした成長を加速する予定です。

中長期に成長を図るブランドコミュニケーション事業について説明します。既存の市場はPRですが、コンサルティング市場、より規模の大きな広告市場を包括した市場を対象に事業機会を創出し、PR市場の1,479億円だけでなく、コンサルティング市場の6,228億円、広告市場の7兆3,000億円を含むブランドコミュニケーション市場を対象として収益拡大を図ろうとしております。コンサルティングを事業化したのもこの方針に基づくものです。

コンサルティングの事業化について説明しますが、2024年10月にTKG Consultingがスタートし、理念と戦略をつなぐコミュニケーション戦略を提供するとともに、トップ層を対象とする勉強会・ネットワーキング機会の提供も行います。同社の強みとしては、上流から下流まで一貫した戦略設計と実行ができることです。また、幅広いネットワークと業界横断の連携、ワークショップを通じた協働的な言語化支援も行います。サニーサイドアップの社長であるリュウシーチャウが代表に就任し、コンサルティング事業を牽引していきます。

中期3か年成長ターゲットとして、2026年6月期に連結営業利益20億円の達成に設定しています。主力のブランドコミュニケーション事業では、売上成長と収益性向上の双方を狙い、フードブランディング事業は安定的に業績を維持・改善する方針です。ブランドコミュニケーション事業の第1四半期の売上成長率(20.1%)は、中期売上成長率目標(年平均13%)と当期の想定(4.0%)を上回っています。営業利益率は16%程度で、連結営業利益20億円達成を目指しています。

クライアントとの関係性とサービスの方向性です。従来は問い合わせ中心のインバウンドリード型でしたが、統合後のサニーサイドアップはクライアントリレーション型を志向し、マーケティング責任者からの長期的な信頼を獲得しようとしています。前年に続いてイベントを有効活用しながら、新規受注につなげています。提供サービスについては、依頼内容にプラスアルファし、クロスセルやアップセルにつながる提案も行っています。

人員体制としては、新卒採用とOJTを中心としてきましたが、統合3社の人材を最適配置し、営業職育成の専門プログラムを実施しながら、高付加価値のサービスを提供できる人材を育成します。

次に、クライアントとの関係性構築についてです。2024年2月に続いて、2024年9月に大手企業のマーケティング責任者とのイベントを実施しました。スポーツマーケティングにおける新たな潮流をテーマにセッションを行い、クライアントへの新規提案にもつなげています。2024年2月のイベント終了後には複数のクライアントより受注しており、クライアントリレーション型の提案モデルとして、定期的に実施していこうとしています。

成長への戦略投資として、2023年6月期までの3年間で創出した営業利益の6割にあたる15億円を戦略的に投資します。2025年6月期は人材投資を加速し、従業員数は前期末の360人より1割増を予定しています。また、子会社のオフィスの拡張移転、採用強化も計画しています。

最後に、経営体制の強化として、2024年9月に発表しましたが、当社の大株主でもある中田英寿氏が、2024年10月1日付で執行役員エグゼクティブオフィサーに就任しました。当社グループが注力する社会価値の創造につながる事業などを推進し、企業成長を加速させていきたいと考えています。中田英寿氏はサッカー選手を引退した後、世界中を回り、また数年かけて日本を旅し、日本の伝統産業や地方、今後の農業の課題に注目してきました。中田氏のノウハウやネットワークを活かして今後、地方創生などの事業の牽引役になっていただけるのではないかと期待しています。

以上、サニーサイドアップグループの2025年6月期第1四半期の決算について説明させていただきました。ありがとうございました。

《FA》

 提供:フィスコ

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