関西電がウリ気配スタート、公募増資などによる株式需給悪化を警戒
関西電力<9503>がウリ気配スタート。同社は13日の取引終了後、新株発行と自己株処分による株式売り出しを通じ、最大約5049億円を調達すると発表。株式の短期的な需給悪化を警戒した売りが膨らんだ。新たに1億4828万6600株を発行。自己株式4570万株の売り出しを行う。需要動向に応じて上限2909万7900株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。公募増資により発行済み株式総数は最大で18.9%増加する見通し。自己株式はほとんどが処分される形となる。発行価格は11月26日から29日までのいずれかの日に決める予定。調達した資金のうち2399億円を電源効率化と脱炭素化に向けた設備投資資金に、1650億円をデータセンターや不動産、再生可能エネルギー事業など成長事業の拡大に向けた投資として充当する予定。残額はM&Aの待機資金とする。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS