ムサシ---2Qは経常利益以下が大幅増益、選挙システム機材が都知事選と衆院選で伸長
ムサシ<7521>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%減の165.81億円、営業利益が同16.8%減の6.07億円、経常利益が同161.4%増の19.63億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同202.4%増の15.06億円となった。
情報・印刷・産業システム機材は、業務用ろ過フィルターは半導体や精密電子機器向けの販売が順調に推移したほか、飲料向けの販売も好調に推移した。また、工業用検査機材も点検業務需要を取り込み順調に推移した。
金融汎用・選挙システム機材のうち、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の改造や更新需要が金融機関や運輸業界向けに伸長した。また金融機関の集中部門向けシステム機器の販売も順調に推移した。選挙システム機材は、東京都知事選挙向けの選挙機器や投開票管理システムの販売が順調に推移するとともに、衆議院解散の可能性が高まり投票用紙を中心に一部選挙機材の販売が上乗せとなった。
紙・紙加工品は、医薬品や化粧品向け紙器用板紙などの販売が順調に推移したが、印刷用紙や情報用紙の販売が若干低調に推移した。
不動産賃貸業・リース事業等は堅調に推移した。
2025年3月期通期については、売上高が前期比14.7%増の380.20億円、営業利益が同116.0%増の23.27億円、経常利益が同225.6%増の36.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同235.8%増の25.79億円とする10月29日発表の修正計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ