株価15分ディレイ → リアルタイムに変更

0000 日経平均

指数
38,208.03
前日比
-141.03
-0.37%
比較される銘柄
NYダウ, 
TOPIX, 
ドル建日経
業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

前場に注目すべき3つのポイント~トランプ・トレードの落ち着きから決算物色へ~


8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■トランプ・トレードの落ち着きから決算物色へ
■日産自、25/3 下方修正 営業利益 1500億円←5000億円
■前場の注目材料:加藤製作所、ハイブリッド式自走クレーン開発、燃費40%低減


■トランプ・トレードの落ち着きから決算物色へ

8日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。7日の米国市場はNYダウが0.59ドル安、ナスダックは286ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り、0.25%の利下げを決定、米長期金利の低下につれてナスダックは続伸し、連日で過去最高値を更新した。一方で、前日に米大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いから大きく買われていた金融株などには利益確定の売りが出ており、NYダウは小幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比450円高の39690円。円相場は1ドル152円90銭台で推移している。

日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで39160円まで売られたが、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、一時39700円まで買われた。前日の下落部分を埋める形となり、39500円辺りで推移するボリンジャーバンドの+1σを上回ってきた。同水準での底堅さが意識されてくるようだと、押し目値狙いの買いが入りやすくなりそうだ。週末要因から持ち高調整の売りが入りやすい面はありそうだが、日経平均株価は前日の調整局面で39000円を割り込まなかったこともあり、39000円に接近する局面では、その後のリバウンド狙いに向かわせよう。

また、決算発表がピークを迎えるなか、昨夕は日産自<7201>が大幅な下方修正を発表した。慎重姿勢が強まる可能性があるが、既に8月以降の急落後はボトム圏での推移を継続していたため、下値が限定的となればアク抜けにつながる可能性がある。落ち着いた動きをみせてくるようだと、全体への安心感につながりそうだ。

昨日はハイテク株の一角が、トランプ関税への警戒感から弱い動きが目立っていた。引き続き警戒されるだろうが、ナスダックが連日で最高値を更新するなか、買い戻しの動きも意識されてきそうだ。なお、昨夕の決算では古河電工<5801>、能美防災<6744>、NOK<7240>、有沢製<5208>、フジクラ<5803>、東鉄工<1835>、Pウォーター<2588>などが注目される。


■日産自、25/3 下方修正 営業利益 1500億円←5000億円

日産自<7201>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を5000億円から1500億円に下方修正した。想定レートは1ドル=149円(従来は1ドル=155円)、1ユーロ=164円(同1ユーロ=167円)に見直した。世界販売台数は340万台とし、従来予想(365万台)を引き下げた。なお、保有する三菱自<7211>の一部株式を売却すると発表した。


■前場の注目材料

・ナスダック総合指数は上昇(19269.46、+285.99)
・シカゴ日経先物は上昇(39690、大阪比+450)
・SOX指数は上昇(5333.99、+118.42)
・VIX指数は低下(15.20、-1.07)
・米原油先物は上昇(72.36、+0.67)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請


・加藤製作所<6390>ハイブリッド式自走クレーン開発、燃費40%低減
・日産自<7201>世界で9000人削減、中国・北米低迷、生産能力も20%減
・日本製鉄<5401>USスチールの年内買収完了を変更せず、米大統領を歓迎
・日精樹脂<6293>中国工場増強、射出成形機向け鋳物生産
・ラック<3857>KDDIがTOB、セキュリティーサービス一体化
・東京電力HD<9501>燃料デブリ採取、福島原発で成功
・リコー<7752>リコージャパン、IT資産一元管理サービスの提供開始、中小向け
・山形銀行<8344>地銀7行で、車市場予測セミナーを開催、名古屋・東京など1000人参加
・ヤマタネ<9305>中森農産に出資、効率的な栽培技術導入
・ニーズウェル<3992>ティアンドエスGとシステム構築・保守で協業、九州の半導体関連照準
・日産自<7201>業績悪化で構造改革、問われる実効性
・トヨタ自<7203>10月の新車販売、トヨタ「ヤリス」首位、一部改良など寄与
・ニデック<6594>ニデックオーケーケー、MC周辺装置2種、工具・パレット自動交換
・デクセリアルズ<4980>三菱総合研究所と、生成AIで論文解析、製品開発を迅速化
・富士電機<6504>コカ・コーラボトラーズジャパンと水素カートリッジ自販機、万博会場に


☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 9月家計支出(前年比予想:-1.8%、8月:-1.9%)

<海外>
・特になし
《ST》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均