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株価指数先物【寄り前】 -2σ水準で下げ止まればアク抜け


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 38070 +60 (+0.15%)
TOPIX先物 2632.5 +6.0 (+0.22%)
シカゴ日経平均先物 38095 +85
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場は、NYダウ S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。米長期金利の上昇基調が重荷となった。NYダウは5日続落し、週間では7週ぶりに下落。10月の米ミシガン大学消費者態度指数(確報値)が70.5となり、9月の70.1から上昇したほか、市場予想(69程度)を上回り、米経済の底堅さが改めて意識された。今週決算発表が予定されるマイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>など大型テック株が好業績期待から買われた。S&P500業種別指数は自動車・同部品、メディア、半導体・同製造装置が上昇した半面、電気通信サービス、公益事業、銀行が下落。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比85円高の3万8095円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比50円安の3万7960円で始まり、直後につけた3万7950円を安値にリバウンド基調が強まり、米国市場の取引開始後には一時3万8380円まで買われた。買い一巡後はロング解消が強まり、再び3万8000円を割り込む場面もみられた。終盤にかけて買い戻されており、3万8070円でナイトセッションの取引を終えた。

 27日に投開票された衆議院議員選挙では、与党が過半数を割り込んだ。先週は与党過半数がギリギリの情勢との報道を受けて、政治リスクの織り込みが一段と強まっていた。今回の結果を受け改めて政治運営に対する不安が高まり、ショート先行の展開になりそうだ。為替市場では円相場が1ドル=153円台と円安に振れる場面もみられている。

 先週の日経225先物は21日に一時3万9280円を付けた後はショート優勢となり、24日には3万7640円まで売られる場面がみられた。衆院選での与党の過半数割れを織り込む形だったが、終値では3万8000円をキープしていた。チャート上では同水準に位置する75日・200日移動平均線が支持線として意識されていたこともあり、同線を下回って始まるようだと、ロング解消の動きが強まりそうだ。

 ボリンジャーバンドでは-1σ水準での攻防をみせているなか、足もとでハンドは収斂しており、トレンドが出やすいタイミングでもある。-2σは3万7290円に位置しており、まずは同水準で下げ止まりをみせてくるかが注目される。-2σを下回ってくると、-3σが位置する3万6600円辺りが意識されてくため、ショートの勢いが強まるだろう。

 そのため、オプション権利行使価格の3万7250円から3万8000円のレンジを想定する。-2σ水準で下げ渋りをみせてくるようだと、アク抜けの動きが強まる可能性はある。ただし、3万8000円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいとみられる。翌週には接戦となっている米大統領選挙選挙を控えているほか、決算発表が本格化するなかで、積極的にはポジションを傾けにくい需給状況が続くだろう。

 25日の米VIX指数は20.33(前日は19.08)に上昇した。先週は22日に一時18.05まで低下する場面もみられ、週末以外は不安心理が高まった状態を示す20.00を下回っての推移だった。ボトム圏での推移であるものの、米大統領選を控えてリバウンドを強める場面がありそうだ。

 先週のNT倍率は先物中心限月で14.47倍に低下した。22日に14.59倍を付ける場面もみられたが、政治リスクの織り込みが強まるなか、相対的に日経平均型の弱さが目立った。本日は日経平均型のインデックス売りが先行することで、NTショートが優勢になりそうだ。ただし、今週は米国で大型テックや半導体株の決算が予定されており、低下局面ではNTロングを組成するタイミングになることも意識しておきたい。

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