話題株ピックアップ【昼刊】:能美防災、信越ポリ、いよぎんHD
■能美防災 <6744> 2,974円 +173 円 (+6.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
能美防災<6744>はカイ気配スタートで大幅続伸。今月に入ってから2800円を軸とするもみ合いを続けていたが、満を持してここを上放れる動きをみせている。セコム系列の防災機器大手だが、豊富な受注残を反映し足もとの収益の伸びが顕著となっている。24日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の1208億から1300億円(前期比10%増)へ90億円あまりの大幅上乗せとなり、営業利益も121億円から140億円(同20%増)に増額している。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいるが、株価は9月末につけた上場来高値3015円も視界に入っている。
■上新電機 <8173> 2,625円 +78 円 (+3.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
上新電機<8173>が5日ぶりに反発している。同社はきょう午前9時に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円から40億円(前期比51.5%減)へ大幅に下方修正したが、目先の悪材料出尽くし感から買われているようだ。上期において、猛暑の影響で好調だったエアコンなどを除いて売上高が前期実績を下回り、特に強みとするエンタテインメント商品の不振が響き、販売チャネルではインターネット販売が伸び悩んだという。また、人的資本や生産性向上に向けたICT実装への投資を積極的に行ったことも織り込んだ。
■ワタミ <7522> 945円 +21 円 (+2.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
ワタミ<7522>が急動意。午前11時ごろ、米ファストフードチェーン大手のサブウェイとマスターフランチャイズ契約を締結し、日本法人である日本サブウェイの持ち分を取得して子会社化すると発表した。契約期間は10年間。取得価額は非開示で、株式譲渡実行日は10月25日。この発表を手掛かりに買われている。
■信越ポリマー <7970> 1,474円 +21 円 (+1.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
信越ポリマー<7970>は続伸している。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.4%増の547億3700万円、経常利益は同3.6%増の66億3300万円、最終利益は同0.6%減の45億8900万円となった。あわせて同社は配当予想を修正。9月30日を基準日とする中間配当を従来の予想から1円増額するとともに、期末配当予想を1円増額し25円とした。年間配当予想は50円(前期比4円増配)となる。更に、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.61%)、取得総額9億円を限度とする自社株買いの実施も公表した。株主還元姿勢とともに、7~9月期において最終利益は微増益となったことも加わって、買いを誘う要因となったようだ。電子デバイス事業では自動車向けが堅調に推移。自動車以外では液晶接続用コネクターや検査用コネクターが回復し、増収増益となった。精密成形品事業では、OA機器用部品がプリンターの需要で底堅く、複合機の交換需要も高まり2ケタの増収増益となった。
■いよぎんHD <5830> 1,397.5円 +12 円 (+0.9%) 11:30現在
いよぎんホールディングス<5830>がしっかり。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、純利益がこれまでの予想を65億円上回る295億円(前年同期比19.3%増)で着地したようだと発表した。減益予想から一転、最終増益となることから、これを評価した買いが株価の支えとなったようだ。相場状況を踏まえた有価証券の売買を機動的に実施したことが奏功した。9月中間期の経常収益は予想を10億円上回る1210億円(同21.3%増)、経常利益は予想を95億円上回る425億円(同13.6%増)で着地する格好となったという。
■宮越ホールディングス <6620> 1,754円 +13 円 (+0.8%) 11:30現在
宮越ホールディングス<6620>は底堅く推移している。東京証券取引所が25日付で宮越HDの株式を貸借銘柄に選定した。流動性が向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。朝方の買いが一巡した後は、目先の利益を確定する目的の売りが出て一時下げに転じる場面があったものの、下値を拾う動きもあり持ち直している。なお、同社は25日午前9時に、中国・深セン市における「ワールド・イノベーション・センター」(仮称)プロジェクトに関し、先行して進める皇冠01-01区画の建設指標の規劃数値に基づき、設計契約などの締結が完了したと開示している。
■三信電気 <8150> 2,004円 +4 円 (+0.2%) 11:30現在
三信電気<8150>が5日ぶりに反発している。24日の取引終了後、25年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を前回予想の15億円から19億円に上方修正すると発表。従来の減益予想から一転して1.2%増益見通しとなり、これが好感されているようだ。デバイス事業、ソリューション事業ともに売上高は計画を若干下回ったものの、売上高総利益率が向上したことに加え、営業外損益が想定以上に改善したことで利益は上振れ着地した。なお、通期の経常利益は従来予想の36億円(前期は39億800万円)を据え置いている。
■富士通ゼネラル <6755> 1,756.5円 -193 円 (-9.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
富士通ゼネラル<6755>は大幅安。24日取引終了後、25年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を3400億円から3600億円(前期比13.8%増)へ上方修正した一方、最終損益を60億円の黒字から一転70億円の赤字(前期30億6700万円の黒字)へ下方修正しており、これを嫌気した売りが出ている。上期に海外向け空調機の販売が計画を上回ったことが売上高を押し上げる。損益面では北米の環境規制強化に伴う旧機種への戦略的な売価政策の影響のほか、事業基盤の強化に伴う費用の特別損失計上などが響く見通し。
■神戸物産 <3038> 3,849円 -145 円 (-3.6%) 11:30現在
神戸物産<3038>が反落している。24日の取引終了後、9月度の単体業績を開示した。売上高は前年同月比4.7%増の427億5900万円、営業利益は同0.8%減の21億7100万円、経常利益は同68.0%減の7億1300万円となった。大幅な経常減益となり、見切り売りが出たようだ。引き続き利便性の高い冷凍野菜のほか、セール対象商品が売り上げの増加に貢献した。一方、円安局面で取り組んだ為替予約に関し、9月末にかけて円高に振れたことに伴い、営業外で時価評価損を計上した。「業務スーパー」では4店の新規出店があった。
■ナガセ <9733> 1,775円 -50 円 (-2.7%) 11:30現在
ナガセ<9733>が反落。24日取引終了後に25年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を546億2900万円から564億2900万円(前期比6.5%増)へ上方修正した一方、純利益を32億3600万円から25億7700万円(同1.0%減)へ下方修正しており、これが売り材料視されている。ダンロップスポーツウェルネスの子会社化により売上高は増加する見込み。利益面では持ち分法適用会社の業績悪化に伴う投資損失の計上が響く見通し。
■キヤノン <7751> 4,952円 -87 円 (-1.7%) 11:30現在
キヤノン<7751>が反落。同社は24日の取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は600億円減額して4兆5400億円(前期比8.6%増)、最終利益予想は100億円減額して3250億円(同22.9%増)に見通しを引き下げており、ネガティブ視されたようだ。業績予想の前提となる為替レートは、第4四半期(10~12月)は1ドル=145円、1ユーロ=160円とした。通期比では対ドルで約9円、対ユーロで約11円の円安となるが、前回公表からは対ドルで約4円、対ユーロで約2円の円高の想定となる。新たな為替レートの前提と直近の事業状況を業績予想に反映した。1~9月期の売上高は前年同期比7.3%増の3兆2361億1100万円、最終利益は同18.8%増の2185億6900万円となった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,582.5円 -20 円 (-0.8%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>は一進一退の動き。前日のニューヨーク為替市場でドル円相場は一時1ドル=151円50銭台までドル安・円高に振れた。23日には153円台に乗せるなど、今週に入り円安が急速に進行していたが、トランプ氏が米大統領選で当選した際の米国内でのインフレ圧力の高まりを意識した米長期金利の上昇が一服。更に、加藤勝信財務相とイエレン米財務長官が会談し、日米両国で為替に関して親密な意思疎通を図ることを確認したと伝わった。もっとも東京時間に入り、ドル円相場は足もとでは151円台後半と、下値の堅さもみせている。ポジション調整が一巡した後は再度、ドル高・円安が進むとの見方もあり、自動車株に対しては売り急ぐ姿勢は限られている。日産自動車<7201>やホンダ<7267>も売り買い交錯の展開となっている。
■ジェリビンズ <3070> 121円 +24 円 (+24.7%) 一時ストップ高 11:30現在
ジェリービーンズグループ<3070>が動意づいている。この日朝方、格闘家の朝倉未来氏がオーナーを務める化粧品の開発製造、販売を行うMAKE BEAUTURE(メイクビューチャー、東京都千代田区)と戦略的業務提携を締結したと発表した。顧客の相互送客やメイクビューチャー商品のドラッグストア向け流通などを進める。これが材料視されているようだ。
■ベースフード <2936> 472円 +58 円 (+14.0%) 11:30現在
ベースフード<2936>が続騰。メルコホールディングス<6676>社長の牧寛之氏によるベースフード株の買い増しが続いており、需給面を含めて思惑視されているようだ。24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書によると、牧寛之氏の保有割合は15.88%から19.08%と一段と上昇した。報告義務発生日は24日。市場内で株式を取得している。保有目的の項目では、主要株主として長期安定保有する方針を示している。
■CaSy <9215> 910円 +90 円 (+11.0%) 一時ストップ高 11:30現在
CaSy<9215>は高い。24日取引終了後、ワタキューホールディングス(京都市下京区)と合弁会社を設立すると発表した。高齢者に対する家事代行サービスなどを中心とした総合的なサービスプラットフォームの構築を目指す。出資比率はワタキューHDが87%、CaSyが13%。これが材料視されているようだ。
●ストップ高銘柄
モダリス <4883> 128円 +30 円 (+30.6%) ストップ高 11:30現在
アール・エス・シー <4664> 950円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 11:30現在
REVOLUTION <8894> 578円 +80 円 (+16.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
能美防災<6744>はカイ気配スタートで大幅続伸。今月に入ってから2800円を軸とするもみ合いを続けていたが、満を持してここを上放れる動きをみせている。セコム系列の防災機器大手だが、豊富な受注残を反映し足もとの収益の伸びが顕著となっている。24日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の1208億から1300億円(前期比10%増)へ90億円あまりの大幅上乗せとなり、営業利益も121億円から140億円(同20%増)に増額している。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいるが、株価は9月末につけた上場来高値3015円も視界に入っている。
■上新電機 <8173> 2,625円 +78 円 (+3.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
上新電機<8173>が5日ぶりに反発している。同社はきょう午前9時に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円から40億円(前期比51.5%減)へ大幅に下方修正したが、目先の悪材料出尽くし感から買われているようだ。上期において、猛暑の影響で好調だったエアコンなどを除いて売上高が前期実績を下回り、特に強みとするエンタテインメント商品の不振が響き、販売チャネルではインターネット販売が伸び悩んだという。また、人的資本や生産性向上に向けたICT実装への投資を積極的に行ったことも織り込んだ。
■ワタミ <7522> 945円 +21 円 (+2.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
ワタミ<7522>が急動意。午前11時ごろ、米ファストフードチェーン大手のサブウェイとマスターフランチャイズ契約を締結し、日本法人である日本サブウェイの持ち分を取得して子会社化すると発表した。契約期間は10年間。取得価額は非開示で、株式譲渡実行日は10月25日。この発表を手掛かりに買われている。
■信越ポリマー <7970> 1,474円 +21 円 (+1.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
信越ポリマー<7970>は続伸している。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.4%増の547億3700万円、経常利益は同3.6%増の66億3300万円、最終利益は同0.6%減の45億8900万円となった。あわせて同社は配当予想を修正。9月30日を基準日とする中間配当を従来の予想から1円増額するとともに、期末配当予想を1円増額し25円とした。年間配当予想は50円(前期比4円増配)となる。更に、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.61%)、取得総額9億円を限度とする自社株買いの実施も公表した。株主還元姿勢とともに、7~9月期において最終利益は微増益となったことも加わって、買いを誘う要因となったようだ。電子デバイス事業では自動車向けが堅調に推移。自動車以外では液晶接続用コネクターや検査用コネクターが回復し、増収増益となった。精密成形品事業では、OA機器用部品がプリンターの需要で底堅く、複合機の交換需要も高まり2ケタの増収増益となった。
■いよぎんHD <5830> 1,397.5円 +12 円 (+0.9%) 11:30現在
いよぎんホールディングス<5830>がしっかり。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、純利益がこれまでの予想を65億円上回る295億円(前年同期比19.3%増)で着地したようだと発表した。減益予想から一転、最終増益となることから、これを評価した買いが株価の支えとなったようだ。相場状況を踏まえた有価証券の売買を機動的に実施したことが奏功した。9月中間期の経常収益は予想を10億円上回る1210億円(同21.3%増)、経常利益は予想を95億円上回る425億円(同13.6%増)で着地する格好となったという。
■宮越ホールディングス <6620> 1,754円 +13 円 (+0.8%) 11:30現在
宮越ホールディングス<6620>は底堅く推移している。東京証券取引所が25日付で宮越HDの株式を貸借銘柄に選定した。流動性が向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。朝方の買いが一巡した後は、目先の利益を確定する目的の売りが出て一時下げに転じる場面があったものの、下値を拾う動きもあり持ち直している。なお、同社は25日午前9時に、中国・深セン市における「ワールド・イノベーション・センター」(仮称)プロジェクトに関し、先行して進める皇冠01-01区画の建設指標の規劃数値に基づき、設計契約などの締結が完了したと開示している。
■三信電気 <8150> 2,004円 +4 円 (+0.2%) 11:30現在
三信電気<8150>が5日ぶりに反発している。24日の取引終了後、25年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を前回予想の15億円から19億円に上方修正すると発表。従来の減益予想から一転して1.2%増益見通しとなり、これが好感されているようだ。デバイス事業、ソリューション事業ともに売上高は計画を若干下回ったものの、売上高総利益率が向上したことに加え、営業外損益が想定以上に改善したことで利益は上振れ着地した。なお、通期の経常利益は従来予想の36億円(前期は39億800万円)を据え置いている。
■富士通ゼネラル <6755> 1,756.5円 -193 円 (-9.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
富士通ゼネラル<6755>は大幅安。24日取引終了後、25年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を3400億円から3600億円(前期比13.8%増)へ上方修正した一方、最終損益を60億円の黒字から一転70億円の赤字(前期30億6700万円の黒字)へ下方修正しており、これを嫌気した売りが出ている。上期に海外向け空調機の販売が計画を上回ったことが売上高を押し上げる。損益面では北米の環境規制強化に伴う旧機種への戦略的な売価政策の影響のほか、事業基盤の強化に伴う費用の特別損失計上などが響く見通し。
■神戸物産 <3038> 3,849円 -145 円 (-3.6%) 11:30現在
神戸物産<3038>が反落している。24日の取引終了後、9月度の単体業績を開示した。売上高は前年同月比4.7%増の427億5900万円、営業利益は同0.8%減の21億7100万円、経常利益は同68.0%減の7億1300万円となった。大幅な経常減益となり、見切り売りが出たようだ。引き続き利便性の高い冷凍野菜のほか、セール対象商品が売り上げの増加に貢献した。一方、円安局面で取り組んだ為替予約に関し、9月末にかけて円高に振れたことに伴い、営業外で時価評価損を計上した。「業務スーパー」では4店の新規出店があった。
■ナガセ <9733> 1,775円 -50 円 (-2.7%) 11:30現在
ナガセ<9733>が反落。24日取引終了後に25年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を546億2900万円から564億2900万円(前期比6.5%増)へ上方修正した一方、純利益を32億3600万円から25億7700万円(同1.0%減)へ下方修正しており、これが売り材料視されている。ダンロップスポーツウェルネスの子会社化により売上高は増加する見込み。利益面では持ち分法適用会社の業績悪化に伴う投資損失の計上が響く見通し。
■キヤノン <7751> 4,952円 -87 円 (-1.7%) 11:30現在
キヤノン<7751>が反落。同社は24日の取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は600億円減額して4兆5400億円(前期比8.6%増)、最終利益予想は100億円減額して3250億円(同22.9%増)に見通しを引き下げており、ネガティブ視されたようだ。業績予想の前提となる為替レートは、第4四半期(10~12月)は1ドル=145円、1ユーロ=160円とした。通期比では対ドルで約9円、対ユーロで約11円の円安となるが、前回公表からは対ドルで約4円、対ユーロで約2円の円高の想定となる。新たな為替レートの前提と直近の事業状況を業績予想に反映した。1~9月期の売上高は前年同期比7.3%増の3兆2361億1100万円、最終利益は同18.8%増の2185億6900万円となった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,582.5円 -20 円 (-0.8%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>は一進一退の動き。前日のニューヨーク為替市場でドル円相場は一時1ドル=151円50銭台までドル安・円高に振れた。23日には153円台に乗せるなど、今週に入り円安が急速に進行していたが、トランプ氏が米大統領選で当選した際の米国内でのインフレ圧力の高まりを意識した米長期金利の上昇が一服。更に、加藤勝信財務相とイエレン米財務長官が会談し、日米両国で為替に関して親密な意思疎通を図ることを確認したと伝わった。もっとも東京時間に入り、ドル円相場は足もとでは151円台後半と、下値の堅さもみせている。ポジション調整が一巡した後は再度、ドル高・円安が進むとの見方もあり、自動車株に対しては売り急ぐ姿勢は限られている。日産自動車<7201>やホンダ<7267>も売り買い交錯の展開となっている。
■ジェリビンズ <3070> 121円 +24 円 (+24.7%) 一時ストップ高 11:30現在
ジェリービーンズグループ<3070>が動意づいている。この日朝方、格闘家の朝倉未来氏がオーナーを務める化粧品の開発製造、販売を行うMAKE BEAUTURE(メイクビューチャー、東京都千代田区)と戦略的業務提携を締結したと発表した。顧客の相互送客やメイクビューチャー商品のドラッグストア向け流通などを進める。これが材料視されているようだ。
■ベースフード <2936> 472円 +58 円 (+14.0%) 11:30現在
ベースフード<2936>が続騰。メルコホールディングス<6676>社長の牧寛之氏によるベースフード株の買い増しが続いており、需給面を含めて思惑視されているようだ。24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書によると、牧寛之氏の保有割合は15.88%から19.08%と一段と上昇した。報告義務発生日は24日。市場内で株式を取得している。保有目的の項目では、主要株主として長期安定保有する方針を示している。
■CaSy <9215> 910円 +90 円 (+11.0%) 一時ストップ高 11:30現在
CaSy<9215>は高い。24日取引終了後、ワタキューホールディングス(京都市下京区)と合弁会社を設立すると発表した。高齢者に対する家事代行サービスなどを中心とした総合的なサービスプラットフォームの構築を目指す。出資比率はワタキューHDが87%、CaSyが13%。これが材料視されているようだ。
●ストップ高銘柄
モダリス <4883> 128円 +30 円 (+30.6%) ストップ高 11:30現在
アール・エス・シー <4664> 950円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 11:30現在
REVOLUTION <8894> 578円 +80 円 (+16.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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