NY株式:NYダウは6ドル安、ソフトランディング期待やハイテクが支える
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は6.71ドル安の42,924.89ドル、ナスダックは33.12ポイント高の18,573.13で取引を終了した。
積極的な利下げ期待の後退で売りが継続し、寄り付き後、下落。良好な経済指標や国際通貨基金(IMF)による国内経済の成長見通し引き上げを受けソフトランディング期待を受けた買いが支え相場は上昇に転じた。ダウは終盤にかけ、金利の上昇を嫌気した売りに押され、小幅安、ナスダックはハイテクへの期待に底堅く推移しプラス圏を維持し、まちまちで終了。セクター別では、食品・飲料・タバコが上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。
自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は第3四半期決算で堅調な利益を計上、通期見通しも良好で、上昇。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は会員制倉庫型卸売・小売り会社のコストコ(COST)と提携し、ホリデーシーズン中、店舗での販売が明らかになり、上昇。コストコもアナリストが投資判断を引き上げ、上昇。
通信のベライゾン(VZ)は第3四半期決算で、退職関連費が響き減益を計上し、下落。鉄鋼メーカーのニューコア(NUE)は鉄鋼価格の下落で収益減が懸念され下落した。靴メーカーのデッカーズ・アウトドア(DECK)はアナリストの投資判断引き下げで下落。
半導体のテキサス・インストール(TXN)は取引終了後に四半期決算を発表。結果を受けて、時間外取引で上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ