日経平均テクニカル:小反落、ローソク足「星」で売り買い拮抗
21日の日経平均は小反落した。下降3日目の5日移動平均線を上回ることなく推移し、高値と安値も先週末水準を下回って上値の重さを窺わせた。ただ、ローソク足は胴体部分が5.6円と寄り引けほぼ同値の小陰線で「星」を描いており、39000円付近での売り買い拮抗状態を示唆している。株価下方では、上向きの25日線が75日線を上抜いた。75日線自体は下降中のためゴールデンクロスには該当しないが、中長期ベースの地合い改善のシグナルとなろう。一目均衡表では三役好転下の強気形状をキープしたが、転換線が下向きに転じて売り圧力の増大を示唆している。23、24、29日と、雲がねじれる変化日が立て続けに到来するため、目先は相場がやや不安定な動きとなる可能性にも留意が必要となろう。
《CS》
提供:フィスコ