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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):パークシャ、モノタロウ、楽天グループ

パークシャ <日足> 「株探」多機能チャートより
■パークシャ <3993>  3,730円  +230 円 (+6.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 PKSHA Technology<3993>が上値指向を加速させ、10月9日につけた戻り高値をクリアし3700円台まで歩を進めた。AIソリューションの先駆けで、ディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズムモジュールと、アルゴリズムソフトウェアの開発を主力に、生成AI市場拡大を商機拡大に結び付けている。9月下旬には東証スタンダード市場からプライム市場への上場区分変更となり、インデックスファンドの継続的な資金流入も期待される。一方で外資系証券の空売り残が膨らんでおり、そのショートカバーによる浮揚力が株価に作用しているもようだ。同社株に限らず信用買い残の多いAI関連は貸株調達による空売りで株価を押し下げられていた銘柄も多く、同社株はいち早くその流れを象徴する戻り足を示している。

■MonotaRO <3064>  2,457.5円  +133.5 円 (+5.7%)  本日終値
 MonotaRO<3064>が5日ぶりに急反発した。SMBC日興証券が前週末18日、モノタロウの目標株価を2800円(従来は2200円)に引き上げた。投資評価は「1」を継続する。配送サービスの向上に向けた取り組みなど、各種施策効果の発現により、コンセンサスの上昇などが期待できると指摘。同証券はモノタロウの25年12月期営業利益予想を449億円から462億円に増額修正した。

■楽天グループ <4755>  952.1円  +30.7 円 (+3.3%)  本日終値
 楽天グループ<4755>が4日ぶりに反発。この日の寄り前に傘下の楽天モバイルの契約数が、10月18日付で800万回線を突破したと発表しており、好材料視された。サービスの本格提供開始から約4年半で800万回線を達成したことになる。

■クリレスHD <3387>  1,186円  +36 円 (+3.1%)  本日終値
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は年初来高値更新。同社は居酒屋「磯丸水産」やしゃぶしゃぶ店「しゃぶ菜」、和食レストラン「かごの屋」など多数のブランドを抱える外食チェーン。今月11日に発表した3~8月期連結決算は売上高が前年同期比4.8%増の764億6700万円、営業利益が同16.5%増の48億4700万円だった。インバウンド需要の増加や実質賃金のプラス転換を背景とした消費者の外食需要の活発化が追い風となった。通期も増収増益の見通しで、増配も計画している。堅調な業績を評価した買いが続いている。

■ispace <9348>  680円  +19 円 (+2.9%)  本日終値
 ispace<9348>が続伸。前週末18日の取引終了後、宇宙分野における建設及び材料の製造企業であるアストロポート・スペース・テクノロジーズ(テキサス州)と将来的な月面レゴリス研究のためのセンサー機器輸送に関する協業で覚書を締結したと発表しており、好材料視された。今回の覚書の締結は、アイスペースが開発を進めるAPEX1.0ランダー(月着陸船)または将来開発予定のランダーで、アストロポート社の科学的機器を月面へ輸送し展開することを視野に入れたミッションに関する交渉をスタートさせる最初のステップ。アイスペースでは今回の協業により、輸送サービスによるシスルナ(地球と月の間の空間)経済圏の構築に向けた協力体制を整えるとしている。

■日鉄ソリューションズ <2327>  3,570円  +70 円 (+2.0%)  本日終値
 日鉄ソリューションズ<2327>が7日ぶりに反発。前週末18日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズの保有割合が6.08%から7.08%に上昇したことが判明しており、買い増しの動きに対する需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしており、報告義務発生日は10月10日となっている。

■Gセキュリ <4417>  5,640円  +110 円 (+2.0%)  本日終値
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>が反発。前週末18日の取引終了後、25年3月末時点の株主から株主優待制度を開始すると発表したことが好感された。毎年3月31日時点で1単元(100株)以上、かつ1年以上継続保有する株主を対象に、一律でQUOカード2000円分を贈呈する。なお、25年3月末時点の株主については継続期間の条件は設けず、100株以上を保有する全ての株主を対象とするという。

■ニコン <7731>  1,840円  +28 円 (+1.6%)  本日終値
 ニコン<7731>が3日続伸。フランスの大手眼鏡メーカーで「レイバン」などで名を馳せるエシロール・ルックスオティカがニコンの株式を買い増す動きを継続しており、マーケットでも話題となっている。前週末18日にエシロールが関東財務局に提出した変更報告書によると、保有株比率は前回開示した5.10%から7.38%に上昇した。保有目的は「長期純投資」としていることから、エシロールとの中長期ビジョンでの提携関係強化に向けた思惑が株価を刺激している。ニコンとエシロールは2000年に眼鏡レンズの製造販売会社を共同出資で設立し、遠近両用眼鏡レンズの「バリラックス」の国内販売を展開している。

■三和ホールディングス <5929>  3,674円  +56 円 (+1.6%)  本日終値
 三和ホールディングス<5929>が3日ぶりに反発。前週末18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の2930億円から3130億円(前年同期比9.6%増)へ、営業利益が265億円から320億円(同15.4%増)へ、純利益が180億円から235億円(同6.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。為替変動の影響に加えて、米州事業及び国内事業が堅調に推移したことが売上高・利益を押し上げたとしている。

■岩井コスモ <8707>  2,053円  +24 円 (+1.2%)  本日終値
 岩井コスモホールディングス<8707>が反発。前週末18日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算速報値を開示した。営業収益は前年同期比12.6%増の128億2600万円、経常利益は同29.6%増の46億300万円、最終利益は同27.5%増の31億8400万円だった。大幅増益で着地したことをポジティブ視した買いが株価を支援したようだ。米国株式収益が増加し、営業収益を押し上げた。経常利益は中間期において証券子会社合併後で過去最高となったほか、48四半期連続で経常黒字となった。

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