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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上げ渋りを受けてドルは伸び悩む可能性


18日のドル・円は、東京市場では150円28銭から149円77銭まで下落。欧米市場では150円15銭まで買われた後、149円37銭まで反落し、149円52銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に149円台で推移か。米長期金利の上げ渋りを受けてドルは伸び悩む可能性がある。

日米中央銀行の金融政策方針の違いで目先的にドルは下げづらい状況が続くと予想される。インフレ緩和のペースは減速しており、11月と12月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利下げが決定される見込みだが、利下げ幅は合計で0.5ptにとどまる可能性が高いと予想される。一方、日本銀行は金融正常化方針を堅持するものの、追加利上げは年明け以降となる見方が増えているようだ。10月30-31日の金融政策決定会合では金融政策の現状維持が予想され、早期追加利下げの思惑は後退することから、円売り要因となりそうだ。

《NH》

 提供:フィスコ

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