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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9161 ID&EHD

東証P
6,490円
前日比
+10
+0.15%
PTS
6,480円
10:10 12/05
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.4 1.17 104
時価総額 980億円
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建設技研

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ データセンター向け需要で注目必至の電力設備関連株!


「データセンター向け需要で注目必至の電力設備関連株!」

●独自に電力確保へと動いたビッグテック2社

 最近、少々驚いたことがある。それは次の2つだ。

[その1]
 米アマゾン・ドット・コム<AMZN>が16日、 データセンター向けの電力を確保するため小型原子力発電事業に投資すると発表したこと。

[その2]
 14日にはアルファベット<GOOG>傘下のグーグルが次世代原子力発電小型モジュール炉(SMR)を開発するカイロス・パワーと電力の購入契約を結んだと発表したこと。

 ビッグテックが相次いでSMR関連企業へ投資したり、電力の長期購入契約を締結している。これがなぜ驚きなのか。データセンターの運営には膨大な電力が不可欠であることは分かっていたが、運営企業は電力会社から従来通りの方式で電力の供給を受ける。こう見ていたからだ。

 ところが、アマゾン、グーグルは、わざわざ独自に電力を確保する策に出た。これはデータセンターがいかに大量の電力を消費するのかを物語るとともに、従来のように電力会社頼りではデータセンターの運営が行き詰まる恐れがあることを意味している。いや、従来通りのやり方では、実際に行き詰まってしまうことだろう。アマゾン、グーグルなどはこの点を見越して、先手を打ち始めたと見てよい。

●電力インフラを支える周辺企業に妙味

 両社の動きを見て、世界各国のデータセンター運営企業は、どう考えるだろうか。答えは明らかだ。大事なのはインフラの構築だと気づき、電力の独自確保に動く。こうなると見てよい。それは近い将来、電力の供給だけでなく、それに関わる機器類を製造販売する企業にも多大なメリットをもたらす。こう推察されるため、次のような銘柄への投資を考えたい。

 まずは電力会社となりがちだが、電力各社はガス会社、新電力などとの競争が激しく投資しにくいため、電力設備機器などの周辺関連株に目を向けた方が成果は上がりやすい。そこで、私好みの銘柄から紹介したい。アイチコーポレーション <6345> [東証P]となる。電気工事に不可欠な 高所作業車で首位であり、今後データセンター向け工事増が見込めるため、当然、高所作業車の需要増は必至となろう。

 建設コンサルタント首位のID&Eホールディングス <9161> [東証P]は、建設のあらゆる分野に強いが、なかでも電力などエネルギー分野で豊富な実績を持つ。データセンター建設でもコンサル需要が見込めるため、株価も期待が持てる。

  スマートメーターで知られる大崎電気工業 <6644> [東証P]も忘れてはなるまい。スマートメーターは、検針業務に活用できる通信機能や遠隔開閉機能を持つ、まさに新時代のメーター。同製品で国内首位であり、今後も経営を支える大きな柱となっている製品の需要拡大が見込めることを考えると、株価は続伸する確率が高いと見る。

 火力、原子力発電向け鋳鍛鋼に強い世界大手の日本製鋼所 <5631> [東証P]も、高値圏ながら要マークだ。この会社は防衛省向けに火砲なども製造しているため、防衛関連株としても人気があるだけに、株価は押し目を拾っておくと報われる確率が高い。

 最後に、フジクラ <5803> [東証P]を。最近この会社のCMをテレビで見かけることがある。 電線メーカーでテレビCMを流すのは珍しい。かなり利益が出ていると見てよく、株価が上昇を続けているのも納得だが、いまはともかくデータセンター向けに電線が必要になっている。住友電気工業 <5802> [東証P]、古河電気工業 <5801> [東証P]なども当然提供しているものの、株価はフジクラだけが強く、他は芳しい動きとはいえない。「株は勝ち馬に乗れ」であり、投資するならフジクラ株になる。

2024年10月18日 記

株探ニュース

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