キャスター---24年8月期は売上高44.40億円、WaaS事業の業績が堅調に推移
キャスター<9331>は11日、2024年8月期決算を発表した。売上高が44.40億円、営業損失が1.51億円、経常損失が1.58億円、親会社株主に帰属する当期純損失が2.17億円となった。2024年8月期より連結財務諸表を作成しているため、2023年8月期との対前期増減率は記載していない。
WaaS事業の売上高は35.97億円、セグメント利益(営業利益)は8.52億円となった。主には現場努力による解約率の減少により、同社サービスを利用する顧客企業数は増加しており、売上高もそれに伴い堅調に推移している。費用については、WEB広告による継続的な広告投資と、利益創出のため厳格な生産管理と各種費用の見直しを行っている。
その他事業の売上高は8.43億円、セグメント損失(営業損失)は2.70億円となった。在宅派遣の稼働社数減少の影響で、売上高は微減している。また海外事業については、世界的なインフレによる賃金高騰の影響を受け人材採用が難航して想定通りに事業拡大を進められなかったことから費用の拠出が続き、ドバイ支店及びドイツ支店の閉鎖決定に至っている。
2025年8月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.4%増の50.37億円、営業利益は0.10億円、経常損失は0.18億円、親会社株主に帰属する当期純損失は0.13億円を見込んでいる。
《AK》
提供:フィスコ