今日の為替市場ポイント:日米金利差の大幅縮小予想後退でドルは底堅い動きとなる可能性
14日のドル・円は、東京市場では149円06銭から149円40銭まで反発。欧米市場では149円33銭から149円98銭まで上昇し、149円75銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に149円台で推移か。日米金利差が大幅に縮小する可能性は低いことから、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
中国税関総署が10月14日発表した9月貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比+2.4%、輸入は同比+0.3%の低い伸びにとどまった。9月の貿易収支は+817.1億ドル。黒字額は市場予想を下回った。市場参加者の間からは「輸出額の伸びは鈍化したが、数量は順調に増加している」との声が聞かれたが、一部の参加者は、「貿易障壁の拡大、制限強化、世界経済の減速などの要因で中国の製品輸出が継続的に増えることは難しくなる」、「今年10-12月期の輸出額は前年同期比で横ばいとなる可能性がある」と指摘している。
《CS》
提供:フィスコ