貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4324 電通グループ

東証P
3,937円
前日比
-13
-0.33%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
43.5 1.21 3.54 3.96
時価総額 1465億円
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今週の「妙味株」一本釣り! ─ セプテニHD


●セプテニHD <4293>  【目標株価】700円(11日終値455円)

「デジタル広告好調で配当利回り7%近辺」

 セプテーニ・ホールディングス <4293> [東証S]の株価は500円以下でありながら、デジタル広告関連は好調に推移している。配当利回りは6.9%と極めて高水準なことから、インカムゲイン狙いの投資家の資金がこの先も流入することとなりそうだ。

 同社は電通グループ <4324> [東証P]の子会社で、デジタルマーケティング事業などを展開する。8月に発表した24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算は、買収に関連した費用など一時的要因を排除したNon-GAAPベースの営業利益が17億6700万円、最終利益が40億500万円だった。前期は15ヵ月の変則決算だったが、23年1-6月の期間との比較では、人件費負担の増加などが響きNon-GAAPベースの営業利益は2.8%減。一方、マンガアプリを手掛けるコミックスマートの株式を一部売却したことに伴う利益、電通デジタルからの持ち分法投資利益が寄与し、最終利益は2.8倍と大幅に増加した。

 ネット広告大手としての高いプレゼンスからデジタルマーケティング事業は今後も堅調な推移が予想される。株式売却益の計上に伴い、今期の配当性向は100%としたが、来期以降については過去の25%に戻すことはなく、50%以上とする方針を示している。加えて同社はプライム市場への市場区分変更の申請に向けた準備も進めている。パッシブ系ファンドによる資金流入の可能性と配当利回りの水準を踏まえると、450円近辺の足もとの株価には投資妙味を感じさせる。

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