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外為サマリー:一時145円90銭台に軟化、持ち高調整のドル売り・円買い膨らむ

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=146円09銭前後と前日の午後5時時点に比べて35銭程度のドル安・円高となっている。

 3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の米非製造業(サービス業)景況感指数が強い内容となり、同日の米長期金利が上昇したことなどを手掛かりに朝方はドル買い・円売りが優勢だった。ただ、日本時間今晩に9月の米雇用統計の発表を控えて積極的には上値を追いにくく、仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)を通過するとドル円相場は軟化。また、前日夜に石破茂首相が「利上げする環境にない」とした自らの発言について、政策判断に「時間的余裕はある」とした植田和男総裁の認識を念頭にしたものだと修正したことが円の買い戻しにつながっている面もあった。午後に入ると持ち高調整とみられるドル売り・円買いが膨らみ、午後2時50分ごろには145円92銭をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1033ドル前後と前日の午後5時時点に比べて横ばい。対円では1ユーロ=161円18銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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